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00:【序章】


「今なんて言った?(ニッコリ」


「だから、『彩雲国物語』という本がお前らの世界にあるだろ、その世界に行けと言ったんだ」

と言ったのはこの雁州国の王でる尚隆、私の名前天沢紗稀
この尚隆に仕えているというか、この尚隆を王にした麒麟、延麒六太に正式には仕えているんだけど・・・
六太の主は尚隆だから一応いつも命令を聞いとるんだけど・・・今回のは絶対にイヤ!!!!



「じゃけぇ、なんでウチが行かんにゃぁいけんのんよ?」



「紗稀、お前しか適任がおらんのだ」


「じゃけぇって、ウチだって高2だし学校だってあるし、やりたいこといっぱいあるし・・・」


「あーそれなら問題ない(ニヤリ)」


「は・・・・・・」


「こっちとあっちでは時間の流れが違うしな、あっちで数年いても、こっちでは1分立つかたたないかだしな」

「イヤでもさ「あ、そうだった、紗稀、記憶消して、身体も4歳児で行くぞ」

人がしゃべっている時に割り込みやがった
しかも、記憶を消す!!!!
4歳児!!!そんなのイヤだーーーーーーーーー


「と、言うわけで、頑張ってこい。一応時が来れば迎えに行くから」


考えていたら、話は進んでいたらしく、えっ拒否権なし
つか、もう行くのかよ




そこで、ウチの記憶は途切れた
最後に見たのは、尚隆の笑った顔だった・・・・・・





〔NEXT#〕

あきゅろす。
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