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14:《王宮に泊まろう!》



あれから、夕喜は邵可と別れて縉華に連れられて後宮に向かう
途中、縉華は劉輝に「お前は自分の部屋に戻れと」いい劉輝と夕喜は別れた


そして後宮にある一つの四阿に着くと一人先に入り夕喜は入っていいものかと悩む
そんな夕喜に入って来るように促す縉華
夕喜が中に入ると縉華はすでに座っており
向かい側に座るように夕喜を促す


縉華はお茶を持って来た女官に人払いを命じた
そして、そこは縉華と夕喜だけとなった
だが、夕喜は一般庶民であり王である縉華に話しかけることは許されない
夕喜はそこに流れる空気が耐えていた

それから四半刻たった時
「夕喜
お前は、紅 黎深の義娘だったな」
夕喜はその問いに首を縦に振った

そして、縉華は内心(血が繋がっていなくても髪は百合に似ている)と思っていた

「夕喜は劉輝をどう思う」
その問いに
「え!・・・・」
と戸惑うも
「大切な友達です」
そうハッキリと告げた

「そうか」
とだけ縉華は答えた


それから縉華と夕喜は一緒に食事をし
夕喜は縉華に色々な事を教えてもらい
懐くのだった



〜おまけ〜
あの後急いで邸に戻った黎深は急いで百合の所へ行き
バン!!!!

その音に吃驚した百合は振り返った
そこに居たのは烈火のごとく怒っている黎深だった
黎深を見た百合は(あらら・・・かなり怒ってるなぁ)と思っていた

「百合!!!!!!!!」

「なに黎深」
百合はこの時点で黎深が何に怒っているのか分かっていた

「なぜ夕喜をあんな奴の所に泊める事を承諾した!!!」

その黎深の問いに百合は
「だって夕喜は劉輝様と仲がいいんでしょ?」

「・・・」
百合はその沈黙を肯定と取り
「なら、泊まるくらい良いじゃない」

「そういう事ではない!」

「だったらどういう事よ!」

そこから黎深と百合の激しい口論が続く
家人達はそんな二人の居る部屋に近づくことはなかった

「私が言いたいのは
何故、あんなくそ王の所に泊まる事を許したかだ!」

そう黎深は百合に縉華からの連絡入っていた事も夕喜が泊まる事
両方に怒って居たのだった

その言葉を聞いた百合は言葉を無くし
「ぷっ!!!」
と笑った
それから百合は笑い続け黎深の機嫌は増すます悪くなるばかりだった
「ごめん  ごめん」
「まさか黎深がそんな事で怒っていたなんて思わなくて」

扇子を開いてプイッと顔を背ける黎深
そう言って百合は黎深を宥める百合

そこに
トントン
とドアを叩く音が部屋に聞こえてきた

百合がドアを開くと絳攸がいた

「どうしたの絳攸?」
百合が聞くと
「すみません百合さん
夕喜はいないんですけど…」

「あ、夕喜はね
邵可様の所に今夜は泊まるのよ」

「え!そんなんですか?」

「えぇ(苦笑」

「分かりました
お邪魔してすみませんでした」
そう言って絳攸は自分の部屋に帰って行った

絳攸が去ったあと部屋には微妙な空気は流れた







〜後書き〜
強制終了
なにが何だか今回も分からない〜
なにげにおまけの方が長いような………
まぁ気にしない 気にしない



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