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12:《劉輝と友達になろう!》





泣き寝入りをした夕喜はそれから、1刻くらい経って起きた
起きた瞬間目に冷たいものが乗せられていると気付く

そんな夕喜に気付いた邵可は読んでいた本を置いて夕喜に近づく

「夕喜 気分はどうだい?」

「大、丈夫、です」
喉が渇いていてかすれた声でそれだけを言った
「そうか」
そう言って夕喜に冷たい水を飲ませる
冷たい水をおいしそうにゴクゴクと飲む


それから、二人は他愛のない話しをした
どれくらい時間がたっただろう急に邵可がお昼だねといい二人で昼食を食べ終わった頃
ドアが開いた
そこに居たのはボロボロの劉輝だった
そんな劉輝の姿を見て邵可は

「劉輝様!!!!!!」
急いで劉輝の傍にいき怪我の具合を調べ
手当の準備をする

そんな邵可を見ている夕喜
そしてすべてが終わった時

「邵可コレはだれなのだ?」
そんな劉輝の問いに
「その子は私の姪の夕喜です。劉輝様の遊び相手としてどうかと思いまして連れてきたんです」

「私の遊び相手?」
そう聞いた劉輝の顔は輝いていた
「えぇ、そうです。ただ、夕喜が女の子と言うのは内緒ですよ」

「内緒なのか」

「はい」
そう言って笑う邵可
「さぁ、夕喜。劉輝様にご挨拶を」
邵可の言葉を聞いて
礼をとる夕喜
「お初に目にかかります。第六公子様。
 私は、李 夕喜と申します。
 公子様の遊び相手として参上つかまつりました」

そんな夕喜の言葉を聞いた劉輝は
「なぜそのような態度をとるのだ」

「公子様は、私にとって雲の上におられる方だからです」

「ならば、今日から余とそなたは友達なのだ」

「友達?」

「そうなのだ  友達なのだ
  余も夕喜と呼ぶから夕喜を名前で呼ぶのだ」

「名前で呼んでいいの?」

そう言った夕喜の言葉に劉輝は首を縦に振る
夕喜は嬉しそうに笑顔で
「じゃぁコレからよろしくね、劉輝」

「よろしくなのだ、夕喜」


そんな微笑ましい光景を邵可は見ていた



そして、それは、王位争いが始まる3年後まで夕喜は黎深と王宮に行って劉輝と遊んだ
たまに泊まることもあった


今 この時は劉輝にとって幸せな時間であった
清苑が居なくなって
唯一夕喜は光であり希望でもあった










〜後書き〜
何を書けばいいのかさっぱり分からない
もっくん:好きにしろ
まだ、いたんだもっくん
もっくん:しかたないだろ出番があっちでないんだから
まぁ、確かに・・・
まだ、1巻まで大分あるし
もっくん:そうそう
でも、もうすぐ貴船の話しだよ
紅蓮:あぁそうだな
なんで本性に戻るかな・・・
ここでなんで紅蓮が出ているかは不明ですが
感想、又は誤字脱字、ここのしゃべり変じゃあないのかとおもわれましたら掲示板かメールでお知らせください




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あきゅろす。
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