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11:《王宮に行こう!》





翌朝は百合が用意した侍僮の服を杞絽に手伝って貰いながら着た夕喜は黎深と一緒に王宮に行った


〜王宮の中〜
「うわぁ〜〜〜〜〜ひろーーーーーーーーい」

初めて王宮に感嘆をあげる夕喜
そんな夕喜を黎深は見ていた
ただ、その目は優しく父親の瞳であった
いまだに驚いている夕喜に邵可がやって来た
その邵可に気付く黎深、だが邵可は黎深を無視し、そして

「おはよう、夕喜(ニッコリ」
煤I!!
邵可に気づかなかった夕喜はいきなり声をかけられた事にびっくりしてそんな夕喜の姿を見た邵可は笑うだけ
「ごめんね、びっくりさせてしまったね」

「いえ、私の方こそ気付かなかったのですから・・・あの・・」
うつむき加減に
「あの・・おはようございます。伯父様」
その言葉を聞き邵可は夕喜を撫でる
「良くできたね、偉い、偉い」

そんな二人の姿を見ながら黎深は、義娘を取られた気持ちと兄撫でてもらえていいなと思う気持ちが心で混ざり合い複雑だった

「さて、そろそろ劉輝様の所へ行こうか」
夕喜に邵可がそういうと夕喜は縦に首を振り、次に邵可は黎深を見て
「黎深、君は早く自分の仕事に行きなさい」

そう、王宮に来てから半刻は経っていたのだ


邵可に言われて黎深は渋々といった感じで自分の仕事に行った

黎深を見送った二人は書庫に向かって行った


〜書庫〜
書庫に着いた二人は適当な椅子に座り話しをはじめた

「ところで夕喜、君は劉輝様の事をどれぐらい知っているのかい?」

「名前だけ、伯父様の教えてくれた名前しか知りません」

そうか、と邵可は思いそして、劉輝の事を色々教える
「劉輝様は今の現王陛下、紫 縉華様の第六公子で、上に腹違いの五人兄上達が居られるんだ、ただ第二公子の清苑公子は流罪でここにはもう居られないんだ。その清苑公子は劉輝様にとって光だったんだ。実の母親や他の公子や妾妃達が劉輝様を虐めるのに対して清苑公子は唯一守ったんだ」

邵可は話し終わった後夕喜を見ると泣いていた
「劉輝様、可哀想」
夕喜はそう言ってしゃくり上げて泣き始めた
そんな夕喜を自分の膝に乗せ、優しく抱きしめ頭を撫でる
「でもね、夕喜。劉輝様はそんことすら気付いてないんだ」
ただ、清苑公子に会いたいと思う劉輝
「劉輝様は清苑公子が流罪になったことすらすら知らなかったんだ、一年の間も」

そして、夕喜は泣き疲れて寝てしまった
そんな様子を見ながら邵可は午後にでも会わせるかと思っていた









〜後書き〜
久しぶりに書いた〜〜〜〜〜〜
テストがはじめる前から最初の部分はできていたけど、どう繋げるか迷った・・・・
では、次はとうとう劉輝と会います
イエーイ←(イエーイじゃねぇよbyもっくん
何を言うかもっくん、つか君ここ関係ないよね?
君の出番は少年陰陽師でしょ
もっくん:・・・・・
あ、もっくんのくせに無視した




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