08:《紅家でのお正月》
昨日初めて雪遊びをした夕喜
夜は遊び疲れたのかすぐに寝た
「夕喜様、起きて下さい、朝ですよ」
「うぅ〜ん」
「ほら、起きて下さい。旦那様や奥様が待っておられますよ」
「ふぁ〜、おはよう 杞絽」
ニッコリ
「おはようございます、夕喜お嬢様。さぁ、お着替えを致しましょう」
「う〜ん」
なんだか起きているのかいないのか分からな夕喜
杞絽に手伝ってもらって着替える
着替えるが終わる頃にはパッチリと起きている
〜居間〜
その頃黎深、百合は絳攸から
「あけましておめでとうございます」
と言われていた
コンコン
『お嬢様をお連れ致しました』
「入れ」
「失礼いたします」
そう言って杞絽が入って行き夕喜は後ろを着いていき杞絽より一歩前に出たところで完璧な礼をとり
「父様、母様、兄様、新年あけましておめでとうございます」
と言った
そう、ここに来る前に夕喜は杞絽からどうすればいいか何を言えばいいのか教えられていたのだ
そんな夕喜の様子を見て黎深は扇の裏微笑し、百合は穏やかに笑い、絳攸も思わずその姿に笑みをもらしていた
付け足しで言えば、杞絽はもちろんの事そばにいた家人達は忙しいことさえ忘れてその光景を(夕喜)を見ていた
スッ
百合が夕喜に近づき夕喜を立たせ頭を撫でながら
「おめでとう、夕喜。よくできたわね」
「母様!!!!」
ガバッ
夕喜は百合に抱きつき百合はそのまま夕喜を撫でていた、すると絳攸も近づいて一緒になでていた
そうしたら
スッ
煤I!!
いきなり手が伸びてきて夕喜を抱き上げた
夕喜はいきなりの浮遊感にびっくりした
いそいで落ちないように服をつかみ相手を見ると黎深だった
黎深は不器用な手つきで夕喜の頭を撫でる
「よく、できたな」
と言葉まで言ったのだ
あの、兄と姪以外はそこらのペンペン草しか思ってない黎深がこの事を見た家人達は固まってしまった
ちなみに、百合や絳攸も固まったとか
後ににそのことは、紅家の珍事の1つとして代々語られているとか、いないとか
そして、その後はみんなでおいしいご馳走を食べて夕喜はご満悦だったとか
〜後書き〜
無理矢理強制終了
なんか今回は黎深が変でした
すみません
黎深に抱っこさせて頭を撫でさせたっかったんです
〔*BACK〕
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