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novel
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僕は自由すぎた

好きなときに
歩けて
食べれて
眠れて
しゃべれた
遊んでいた

だから
それさえ
不自由に感じた
心が重くなったんだ

"なにかが足りない
なにもかも足りない
虚しい
自由ってなんだろう"

そう考えた
答えはでなかった

「それはね
いまの君だよ
だって'自由'に
考えれている」

今の僕なら
そう答える

"それは当たり前じゃないか"

「当たり前と想うことができなくなったらどうなる?どう思う?」


…それはね
あの時の僕にはわからない
だけど今の僕ならわかる

僕は
'不自由'になると想うんだ

だって
障害者って言葉があるくらいなんだから……

自由すぎて考えぬいた末
僕はずっとベッドの上で意識だけでいるんだけど
周りは不自由だと言うんだよ

だけど僕はここにいる
考えれている
言葉を伝えれる

心が自由なんだ。

心が鎖に締め付けられた僕は
一瞬だけ鳥になったんだ。
そしたら心の鎖がなくなった

自由になったんだ。

僕は不自由なんかじゃぁないんだ
自由って言われてた時が
不自由だったんだよ



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あきゅろす。
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