novel
歩
頑張って
歩いたのね
足が
棒のようになって
千切れそうなくらい
歩いたのね
まだ
道はあるのよ
何故
あなたは
歩くのかしら
ゆくあてはあるの?
いつまで歩くの?
あなたは
私に目もくれず
歩いていったわね
何故
なにもみず
歩くの?
それとも
私が
見えないくらい
疲れているの?
寒い道を
歩いたのね
手がガサガサだわ
私の部屋には
暖炉があるわ
私の部屋には
暖かいスープもあるわ
そう
叫んでも
あなたは
歩いていく…
どうして
苦しい道を
歩いていくの?
私は
あなたみたいに
歩けないわ
寒さで手が
ガサガサに
なるのはいや
ボロボロの
衣服なんか
着たくないわ
お腹がすいたら
すぐ食べれなきゃ
いやだわ
あなたは
私の居場所より
新しい場所の
ほうがいいのね…
私はまつわ
あなたが挫折して
私のところへ
媚びる時を…
[マエ][ツギ]
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