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*青鼻のトナカイ1(サンジ)




『ごめんね?サンジ君。こんな夜遅くに…』

「全っ然!夜のキッチン、そこにはクッキーを作る権兵衛ちゃんと俺2人っきり…w」

『あは、は;』

「しっかし、チョッパーの野郎も羨ましいな、権兵衛ちゃんの手作りクッキーが食べれるなんて」



そう、私は今サンジ君協力のもと初めてのクッキー作りを行っている。
それも明日のため。
明日はチョッパーの誕生日、そしてクリスマス・イブ。
チョッパーにクリスマスの話をしたらすごく楽しみにしてたから何かプレゼントをあげようって話になった。
ロビンは本で、ナミは新しい調合道具…で、私は悩んだ末クッキーにして、料理は苦手だからサンジ君に指導をお願いした。


『私ので良かったらサンジ君の時も作るよ?』

「本当に!?」

『うん、でも絶対にサンジ君が作った方がおいしいけど(笑)』

「そんなことないさ!権兵衛ちゃんの俺に対する“愛”に勝る味なんてないさw」

『あは、は;』
(本日2回目)


こんなやりとりが続いてる(笑)



『よしっ!』

「じゃぁ後は180°のオーブンで30分だね」


こうやって作るのを教えてくれる時は男らしいのに…



「でも、」


ピピッとオーブンのセットをしてくれて煙草に火をつけるサンジ君が不思議そうにたずねてきた。

「なんでクッキーなんだい?クリスマスって言ったらケーキなんじゃ?」

『ああ、それ?そんなの簡単だよー。サンジ君のケーキが食べたいから』

「へ?」


『いつもサンジ君がケーキとか作ってくれるじゃない?私の中ではサンジ君のケーキ以外ありえないもん!それにロビンもナミも楽しみにしてるんだよ?』


この間3人でサンジ君のケーキが楽しみだと話したこともサンジ君に伝えると鳩が豆鉄砲をくらったような顔をしているサンジ君。


サンジ君もこんな顔するんだ…


『(顔、あかい…)』




「…プリンセスたちに喜んでいただけるようなケーキ作るからね」


あかい顔を反らしながらそう言ったサンジ君がすこし可笑しかった。





『(ふふっ、照れてる)』

「(可愛い顔で嬉しいこといってくれるじゃないか///)」




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あきゅろす。
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