卯ノ花姉弟シリーズ
更木隊過去編弐
隊舎についたらまず隊長に挨拶しなきゃならない。
相手は戦いを好み、弱い者を嫌う…あの“更木剣八”だ。
『ふぅー;緊張する・・・大丈夫だよな!』
「何が大丈夫なんだい?」
『狽、わぁ;!?!?』
思わぬ後方からの声に驚き振り向くとそこにいたのは、
綺麗な顔立ちをした変な(?)睫毛の死神だった。
「そこ。邪魔なんだけど、
(へぇ〜僕にも劣らない美しさだね・・・書類でも届けに来たのかな?)
ところで十一番隊に何か用かい?書類なら僕が預かろうか?」
この言葉でこの人が十一番隊の死神であることがわかった。
霊圧も高い・・・・俺の上司(先輩)にあたる人だ。
でもこの人は俺の事を書類を回しに来た人だと誤解しているようで…
あ---もぅ!とにかく自己紹介だっ!!
『初めまして!本日付で十一番隊に配属になりました、卯ノ花尊と申します!!』
「卯ノ花…尊…?
あぁ!確か隊長が言ってたっけ。
「近々、四番隊の身内がくるから“可愛がってやれよ”(ニヤ」
って。」
な ん で す と?
『(俺、更木隊長になんかしたっけ??;)』
グイッ
『へ?』
「う〜ん、やはり美しいね++でも君みたいな子をここで野放しにしておくと節操のないうちの隊員が何するか分からないね・・・」
『はぁ・・・;』
目の前の上司に顎を持たれ顔をまぢまぢと見られる。
美しいって;
『あの・・・俺になんかついてますか?それに美しいって;先輩の方が美しいって言葉は似合うと思うんですけど・・・』
盾突いてもダメだと思った俺は控えめに思っている事を伝えてみた。
だって姉さんが思っている事は正直に言わなきゃいけないって言っていたし!
すると、俺の言葉に驚いた様子だだったこの上司(先輩)は、
「・・・・僕の美しさが分かるんだね?」
『わかるっていうか、どう見たって先輩の方が綺麗じゃないですか。
肌もめっちゃ綺麗だし、なんていうか出で立ちも?それにかっこいいし・・・』
そこまでいうと先輩はニコッと笑って
「君は見る目があるんだね(ニコニコ)うちの隊は野蛮なのが多くてね、君とは仲良くなれそうだ。
僕の名前は綾瀬川弓親、十一番隊五席だよw
これからよろしくね尊?」
『はいッ・・・!よろしくお願いします!!綾瀬川五席!!』
「うーん、僕のこと弓親って呼んでもらってもいいかな?というか尊にはそう呼んで欲しいな(ニコッ」
『や、でも!・・・「いいから(黒笑)」
慣れないうちは“さん”づけでもいいや、と言われ、とにかく弓親さんって呼ばなきゃ殺られる・・・;!!
と思った俺はそう呼ぶことにしため口も強要されたがそこは何とか回避した。(後々ため口で呼び捨てしちゃうんだけどね♪)
「じゃあ入ろうか。隊長に挨拶しなきゃでしょ?」
今帰りましたー、と先に隊舎に入る弓親さんに続き俺も覚悟を決めて隊舎へ足を踏み入れた。
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