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卯ノ花姉弟シリーズ
卯ノ花姉弟のホワイトデー



2月14日の事を覚えていますか?




そうです。


卯ノ花姉弟が“ある意味”目立ったバレンタインデー。(恐怖の)



今日はその真逆の日、


《ホワイトデー》




今日は贈り物を貰った異性へのお返しに贈り物を贈る日なのです。




バレンタインデーにたくさんの贈り物を貰った尊はしっかり者の姉を持ったおかげか、お返しを一人一人にきちんと返していました。



毎年この行事には女死神達は胸をときめかせます。


なぜ、ホワイトデーに?


それはやはり尊からのお返し目当てでしょう。


「尊!毎年お返しありがとう!!」

『いえ♪勇音副隊長からは毎年おいしいお菓子をいただいてますからw』

和気藹々とした四番隊隊舎。


その光景を微笑ましく見守る姉・烈。


否、少し黒いオーラを発している。


それもそのはず、毎年一番最初に尊からお返しを貰うのが決まりとなってい卯ノ花はまだ貰っていないのだ。


尊も四席として活躍しだし、色々な隊長から一目置かれる存在になっていた。


自分が隊長という立場だからわかる、席官の忙しさ。

ましてや十一番隊。


最近は会う回数もめっきり減り姉弟二人のショットなど早々拝めるものではない。


「(私も弟離れしなければいけませんね・・・)」


さっきまでの微笑を少し悲しそうにまぶたを落とした姉に気付き尊が声をかけ


『もしかして具合悪いんですか?姉さん??』


心配そうに尋ねてくる尊に笑顔を返した。


「いいえ、なんでもありませんよ(微笑)」

『それはよかった♪あ!今日の夜、姉さんの部屋に行っても大丈夫です?

バレンタインのお返しに晩御飯を作ろうかなーって思ってるんです!!
姉さんには凄くお世話になってるし、これからも迷惑かけると思うし(苦笑

だから特別の意味を込めて俺の手料理でお返しって事で






“特別”



卯ノ花の笑みは増し、その誘いを快く受けた。

姉の承諾がでて尊の笑顔も増す。


「(弟離れはまだできそうにありませんね(微笑))」




End


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