卯ノ花姉弟シリーズ
仮病…？
『おっと、通り過ぎるところだった!《コンコン》失礼しますっ!』
自分の分の書類が終わった俺は、意気揚々と｢十｣とかいてある扉をノックする。
『日番谷君いますかー？』
お目当ての人の名前を呼ぶとどこか不機嫌そうに眉を顰め
｢…“隊長”、だ。｣
と言葉を返す日番谷君。
これが全然怖くない！いや、むしろ可愛いね♪
『やぁ！日番谷君！今ヒマだよね？おいしいお菓子買ってきたんだ♪休憩がてらに一緒に食べようよｗ』
｢無理だな。｣
『Σなんで！？』
｢俺は忙しいんだ。見てのとおり松本の分も仕事しなきゃなんねぇんだよ、邪魔すんなら帰れ。｣
『そんな…;;』
乱菊さんがいないのはいつもの事だけど休憩を断られたのは初めてだ･･･
くそー！乱菊さんのバカ〜(泣
なんか、弟が反抗期になった気分だ･･･
でも…邪魔しなかったらいいんだよな。
せっかく癒されに来たんだし日番谷君眺めて帰ろう♪
｢………(なんだ？尊帰らねぇのか？)｣カキカキ
『♪(書類するときも眉間に皺寄せるんだぁｗ)』ニコニコ
《十分経過》
｢(？？なんなんだ！？帰れっつたのに何でこんなに笑顔で無言なんだ！？；)｣
『♪(冷や汗かいちゃってるよ…乱菊さんの書類が悪いんだろうな〜)』←あなたのせいです。
《二十分経過》
｢……チラッ(尊そんなに俺といてぇのか…///まさかな///)｣モクモク
『♪…！ｗ(今“チラッ”っとこっち見たよ！なんか紅くなってる…可愛い〜ｖ)』ニコニコ
《三十分経過》
｢〜〜〜だぁっ///！なんなんだよお前は///！何でずっとこっち見てやがんだ///！？！？｣
そのとき俺は下を向いて欠伸をかみ殺していた。
「Σ！？！？わ、わりぃ;！別に怒鳴るつもりじゃなかったんだ；(泣かした!?;)」
『？あぁ！いいよいいよ別に♪ずっと見てたら気が散るよね、じゃあ今回は残念だけどまた今度お茶しようね！(十分日番谷君見て癒されたし♪それに、、、眠たい･･･)』
眠たくて目を少しこすった。
｢Σ/////!!!!いや！帰るな///!!きゅ、休憩だ///｣
急に手を引き隊舎にあるソファーへと俺を座らせる日番谷君。
おかしい･･･顔が赤すぎる･･･！！
もしかして･･･・!!!
『日番谷君も熱だね!!こりゃ大変だ!;俺、日番谷君が忙しいのしってて勝手に押しかけたりして･･･ほんとゴメンッ!!!･・それはそうと早く寝なきゃ!乱菊さんに俺から伝えておくし、さぁさぁ!早く病人は寝て!』
大体顔が赤いと思ったんだよな!←照れてるから。
休憩しようとしたのもきっと俺を気遣って無理したんだ･･･←尊の可愛さに負けて。
｢はぁ?!?!?何でそうゆう解釈になるんだよお前はぁぁああ!!!///｣
『良いから早く寝てよ!!!風邪みたいな病気はウイルスっていう感染する奴もあるから部屋に篭っておかないといけないって姉さんが市丸隊長に言ってたんだから!』
ボンッ
ポスッ
『さぁ!ここに!!』
｢市丸だぁ?アイツは風邪なんかひかねぇだろ、それに俺は風邪なんかひいてねぇよ!(尊のやつどっから布団用意しやがった;)｣
『そんなことないよ。前に市丸隊長が風邪ひいたらしくて何でかわかんないけど俺に看病してって一日中言われてさ；』
｢(市丸のやつ仮病使いやがったな(怒)｣
『だけど俺も仕事あったし見れないって断ったんだ。けど市丸隊長駄々こね出しちゃって(苦笑』
｢･･･餓鬼だな･･･。｣
『あはは；でもすごいタイミングよく姉さんが現れて｢尊に変なウイルスでも移す気ですか??病人は四番隊に･・大人しく寝ていて下さい。(黒笑｣って市丸隊長を連れて(引っ張って)行ってくれたんだ。』
｢;;;;｣
『あ!!というか、姉さん呼んだ方が良いよ!待ってて!俺呼んでくるから♪日番谷君はそこで大人しく寝てるんだよ〜･･･』
タッタッタッタ･･･・
｢おい!こらっ!；ちょっとまて!!!｣
シーン
｢これじゃ俺も市丸と一緒じゃねぇかよ･････(汗；｣
このあと卯ノ花を呼んだ尊は卯ノ花の手により隊舎へと返され･･･
｢･･･さぁ、日番谷隊長。仮病の加減はいかがですか?(黒笑)｣
｢いや；あれは尊が勘違いをしてっギャーーーーッ!!!!!｣
卯ノ花が尊に気がある仮病のものにどんな治療をしたのかは、市丸、日番谷、そして卯ノ花しか知らない････。
End
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