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卯ノ花姉弟シリーズ
女の影
『お、俺///!?』








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場所は十一番隊。
この物語の主人公である尊は昼食から帰ってくるなり自席につきニタニタしながら書類整理をしている。




おい、尊のやつなんでニヤついてんだ?


「さぁ?なんか良いことでもあったんじゃない??気になるなら本人に聞いてみなよ、」


「お前なぁ、人が小声で喋ってんのに意味ねーじゃねーかよ(怒」



怒鳴る一角を相手にせず手元の資料を見続ける弓親。




そんな中尊はまだニタニタしながら書類整理を行っているというとても奇妙な光景だった。




コンコン、

「失礼します、九番隊の檜佐木です。」






『うぉー++修兵!!どした?!珍しいじゃん!!』




修兵が来た途端にニタニタは止まり満面の笑みで修兵に飛びつく尊。


しかし一角も弓親も尊と修兵が仲がいいことを知っているのでそこは突っこまない。


「ホント珍しいな、お前がここ来るなんて」


「ホントにね。今日はどうしたんだい?」



「お二人ともお久しぶりッス!!今日は書類届けに来たんですけど…だぁ!!尊!いい加減離れろ;」



『なんだよ-冷てぇなぁ〜。』


しぶしぶ修兵から離れる尊の頭にポンッと手を乗せる修兵。


「で?書類ってなんのだよ?」


「あ!そうでした!これ、書類っす。」


「ごくろうさま。」
書類を受け取る弓親。


「そういや##name1##、お前昼の女どうなった?」


修兵の言葉に耳を疑う一角と弓親。


「…女?」

「なっ!お前、尊彼女いたのかよ!?」


“女”という言葉に眉を顰める弓親と口をパクパクさせる一角。



「(聞く場所間違ったか;)」
2人のあまりの表情にどうしようかと修兵は尊を見やるが尊は何も気付いていないのか昼にあった出来事を話し始めた。


『いやだなぁ〜2人とも!俺に彼女いるわけないじゃん!でも、今日の昼に良い事あって///』











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尊は修兵と共に蕎麦屋で昼食をとった後、隊舎へ戻るべく和気藹々と話をしながら廊下を歩いていた




そこへ






「あ、あの///!!!!」


「『ん?』」






急に呼び止められ振り向くと、顔を真っ赤にした女の死神がモジモジしながら立っていた。









『どうしたの?あ!修兵やるねー♪』







女に問うなり何を思ったのか修兵のわき腹を肘でつく尊。







「はぁ?(お前の可能性が高いだろ;)で?なんか用か?」





横で自分をつつく友人を軽く流し女に問う








「あ//あの//尊第四席にお、お話がありますっ//!!!」















『お、俺!?』





「はいっ//!!ダメでしょうか?」


『え!?ダメじゃないよ!!ダメじゃないけど//』


チラっとどうしていいか解らず修兵の方をみて心なしか『どうしよう///!?』と訴える尊


「(だからお前の可能性が高けーって;)俺はもう仕事に戻るから尊にゆっくり話し聞いてもらえよ。じゃあな、」


と後ろ手に手を振り去っていった。


修兵の後ろの方では「ありがとうございます!//」という女の声と、『しゅ、修兵〜///;』という二つの声が聞こえた。




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『ってことがあったんだなぁ〜♪』

「ちょっと行って振り帰ったら2人して赤くなってっから笑えたぜ、小学生かよ(笑」





『うるさいなー!あんなの初めてでどうしていいか解んなかったんだからしょうがないだろ//;
修兵も帰っちまうし焦ったんだからな!!』



「ワリーワリー、」


悪びれもしない様子の修兵に少し頬を膨らます尊






「「「(かわいー///!!!)」」」



三人の心がシンクロした。



「で、その女性は何だったの?」

多少ひきつってはいるが笑顔で聞いてくる弓親に尊はさらに顔を赤くさせた。




『それがさぁ〜///…やっぱ内緒///!!!恥ずいー//』


「狽ネんかやましい事でもあんのか!?尊!!」


「なにがあったの?事と場合によっちゃぁ…(黒笑」


「尊!俺が帰った後に何があったんだ;!?」




三人がそれぞれ尊に何があったあったのかを聞き出そうと必死に詰め寄る。



『もーホントに何もないってば!ただ…』




「「「ただ!?!?」」」







『…ふ…ファンですって///だぁーー//!!自分で言うの恥ずかしいー///』




「ふ、ファン?」


「告白じゃなくて?」


「ファン…」



『そーだよ//!だから握手してくださいって//!!!てか告白なわけないじゃん!そんな物好きいないっしょ?』




あーも、三人のせいで恥かいた///散歩行ってくる!と尊は赤い顔のまま走って隊舎から出ていった。







残された三人はというと…





「まぢかよ、」
安心しきりその場に座り込む一角

「握手だけか♪うん、なんら問題はないねw」
普段の笑顔に戻り自席につく弓親


「焦った;女が来たときは今度から俺も一緒に話きくか;;」
と今日の失態を反省する修兵





尊が女死神と廊下で顔を真っ赤にして話していたところを、女性死神会兼十番隊副隊長松本乱菊が隠し撮りをしていたのはこの三人、知る由もない。








「尊可愛いーv絶対この写真売れるわよw(ニヤリ++」











End




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あきゅろす。
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