溟濛(めいもう)

畏れ合い

歎き合う

息づく少年

据え損ない

膜のついた手

明ける、暮れる

いずれは

いちぬけ

ありてい

引き際

その後

あの子の矛盾も少し愛しい

僕が開けて、君が閉じて

囁いたなら躊躇わず

小指も遠い

だってまだ私が泣いてない

彼がロマンチストであるということ

仮説だてて尚、受け入れられないなんて

奥の方からじんとするまでは

貴婦人が正論だと告げましてよ

生き返せ!

ぼくらを急かすもの

よくもわるくも

フルサウンド

誰が明かりを消したの

そんなものはどこにもなかったね

どろり、

暗すぎる部屋

幼い手と


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