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俺は君が好き。
でも、この想いが君に届くことはない。
好きと言うよりは愛してる。
でも、その言葉を君はどう受け取ってくれるのだろう。
たまたま偶然に見てしまった。
遠くでカイト兄さんと楽しく戯れる君の姿を…。
見たことのない君の表情を見てしまって動けなくなった。
それが苦しくて、
無意識に掻き握る胸元。
高鳴る心臓の音。
―分かってるクセに。
―分かってるクセに。
―分かってるクセに…。
はなっから君が俺何て見ていないことも。
君が俺を選ばないことも。
とっくに分かってるクセに、さ…。
俺は未だにどこからどこまでが定位置で、アンダーラインなのかが理解不能なまま。
どこかで渇望しているんだ。
やっぱり君が好きだから…
愛しているから…。
目に見えているソレは、
きっと馬鹿げた恋。
だからやめよう。
本気の恋なんて。
いつもどこかで想っていた願いは、
いつもどこかで途絶えていた。
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