[前]夜空舞う、銀の蝶
3
「油断するな沢田!!」
ツナは倒れたまま涙を流していた。
が、リボーンが銃を構えたのを見ると
瞬時に状況を把握して、京子に嫌われると判断した。
そう考えるとすぐに死ぬ気弾を撃たれないように額を隠した。
「ならこうだ」
するとリボーンは
…ツナではなく、了平先輩を撃った。
「ええ゙───!!
お兄さんに死ぬ気弾撃ったの──!!?」
そう言ったツナに対し
リボーンは、二人に撃てばあいこだろ?なんて言った。
その時、モコモコと了平先輩の体が動き出し
了平先輩が出てきた。
勿論、死ぬ気の炎を灯して。
「うわあああ!」
死ぬ気の了平先輩にツナは瞬殺されると思った。
だが、それはすぐに外れた。
死ぬ気の了平先輩は、立てんのか?とツナに手を差し延べ
立てるなら続ける、と言い出した。
あれ…了平先輩は、
全然、変わっていない。
つまり…
(普段から死ぬ気な人に)
(死ぬ気弾を撃っても効かない)
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