[前]夜空舞う、銀の蝶
ボンゴレ
「……でかっ」
私は今、九代目に修行をしてもらう為に
ボンゴレ本部に来ました。
…デカくね?尋常じゃないよ、この大きさ。
何億かかってるんだろうなー…
「蝶ちゃん、こっちにおいで」
「え、ぁ、はい!」
いきなり呼ばれたから驚きましたよ。不意打ち弱いんだよ、私。
「蝶ちゃん、私にも仕事があるからいつも蝶ちゃんの修行をする事は出来ないんだ」
「わかってます」
九代目にだって仕事はある。
ボンゴレのボスだもの、ない訳がない。
「だから蝶ちゃんの修行を、この人達に手伝ってもらおうと思うんだ」
そう言って、九代目の後ろから出てきたのは
ボンゴレ門外顧問とキャバッローネのボスとその右腕(?)。
…豪華絢爛。
私はこんなに良くされて良いのだろうか。私には勿体ないメンバーである。
「蝶ちゃん、挨拶しなさい」
また、いきなり呼ばれたもんだから、本日二度目の驚き。
止めてよ、私心臓弱いんだから(嘘)。
「初めまして、私は夜空蝶と言います」
「初めまして夜空殿!拙者はバジルと言います」
「オレはキャバッローネのボス、ディーノだ。宜しくな、蝶」
「私は親方様の秘書で、オレガノと言います」
「オレは───」
…ワオ、
マジであの人達だ。
…修行、
頑張んないとね。
俄然燃えてきたよ、私。
お母さん、私…
強く、なるよ。
(欲しいのは)
(強さ)
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