[前]夜空舞う、銀の蝶
2
ツナが根津の話を聞いて、そんな───っと叫んだ時、外からドーンという爆発音が聞こえてきた。
…隼人君…だろうなぁ…
隣のツナを見れば、諦めモードに突入していた。
そんなツナの額に銃を突き付ける影。
…リボーンだ。
「獄寺はそう思ってないぞ
退学にならない方法があるはずだ」
「リボーン!!」
ズガン
銃声と共に、ツナからモコッと新しい(?)ツナが出てきた。
「復活!!!
死ぬ気でグラウンドまっぷたつ──っ!!!」
バッと出てきたツナは肩にレオンを連れて校庭まで走っていった。
…私は、恭弥先輩の所へ。
「…この騒ぎは何、悠嘉」
…私のせいじゃないです…
「先輩、根津先生を調べて下さい」
「…なんでだい」
書類整理をしていた先輩は、眉間に皺を寄せて私を見た。
そんな先輩に、笑顔を向けて
こう言った。
(…潰すなら)
(徹底的に)
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