[携帯モード] [URL送信]

[前]夜空舞う、銀の蝶
3


自分の事が、大嫌いだった前世。



今も…嫌いだ。



てか、人間が嫌いなのかもしれない。



人間ってさ、一人じゃ生きられないって言うじゃない?



それが、嫌。



つまんない、人生。



生きているのも、嫌になる。



でも、生きなくちゃならない。



私が守る、そう…決めたんだ。






ザアァァァ…


「雨、強いな…」

外に出れば雨の夜。
雨は…私の罪を
洗い流して、くれるかな…



どこを見ても真っ暗で。

闇って、怖いな、
独りがやだな、

久しぶりに感じた、孤独。

でも、強く生きなくちゃいけない。

独りで…生きるんだ…




スッ



空を見上げていたら、いきなり現れた黒い影。



「どーしたの?だいじょーぶ?」




―この声、は…









(聞こえた声は)

(私の求めていたもの)

[*前へ][次へ#]

4/19ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!