[前]夜空舞う、銀の蝶
2
「蝶も戦ってんだ。
死ぬ気で戦え」
ズガン、と聞こえたと同時に後ろを見る…
「復活[リ・ボーン]!!!
死ぬ気で消火活動!!!」
死ぬ気になったツナは、隼人君が投げたダイナマイトの火を目にも止まらぬ早技で全て消してしまった。
「なっ」
隼人君は驚いたような表情を浮かべた。
負けを認めたくないのだろう。
「2倍ボム」
さっきの倍の量のダイナマイトを投げても、結果は同じだった。
…あれ、次って…
…!
「3倍ボム」
「ダメッ…隼人君!!」
「!」
私が叫んだが、遅かった。
隼人君の未完成の技、3倍ボム。量が多すぎて手から落ちてゆく。
「しまっ」
「あぁ…!!」
私が走って隼人君の所まで行くが、ダイナマイトの火を消しきれない。
(ジ・エンド・オブ・俺…)
(っ…諦めない!!)
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