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[前]夜空舞う、銀の蝶
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隼人君がこっちに来ようとした。

流石に今会うと、未来が変わってしまう(私がいる事でもう変わっているが)。
私は隼人君にちょっと待って、とジェスチャーで伝えた。




「試合開始!!」


ピッという音と共に、ボールが弾かれ…


…ツナの腹にヒット。



「ツナ!!」

「……!!!」


ドタッと倒れたツナ。
皆ツナを見て、あれ?と目を丸くしていて
ツナは顔を真っ赤にしていた。



「ツナ行ったぞ!」



…それから、ツナはミスを連発。
皆からブーイングを浴びたツナ。

たぶん、
しょーがないだろ?
ぐらいにしか考えてないんだろう。



(…皆、一生懸命練習していたの)


ツナは、知らないんだ。

でも、これで知るんだ。


きっと、ツナにとって…
良い経験になるんだろうな…




───ザァァァァ


「帰んねーのか?」


バシャバシャと顔を洗うツナに問い掛けるリボーン。


ツナの答えは、決まっている。



「ああ」



ツナは、じゃあなと言って走りだした。



「ツナ」

「!…蝶」


途中でツナを呼び止めて、言った。







(私が言えた義理じゃないけど)

(良い選択だと思うよ)

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