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[前]夜空舞う、銀の蝶
死ぬ気弾



私が見たのは、ツナが持田センパイに殴られたあとだった…─


(…遅れた)


今日は(たぶん)ツナが死ぬ気になる日。
京子に告白して、逃げられるのだ。


私は奈々さんに言って、ツナのジャージを借りてツナのいる場所まで走った。



───「ふざけてんじゃねーぞ!ヘンタイ野郎!」


「!ツナっ」


持田センパイの声がした。
…ツナがいる。
確信した。



「ツナ!大丈夫!?」

ツナの所まで行けば、下着姿のツナ。

「あ、蝶!」

「コレ、着なよ」

私は奈々さんから借りてきたジャージを渡した。

ツナは顔を真っ赤にして、ジャージを受け取った。


着替え終わるとリボーンが説明を始めた。


「死ぬ気タイムは5分間だ。5分たつと正常にもどる」

「!?」

フガフガと鼻を動かした。
ふんっ、と片方の鼻の穴を塞いで力を込めれば
出てきたのは…
…弾。


「た…弾だ!!やっぱ頭、撃ちぬかれてたのかよ!!」

「ああ」

驚くツナに対して冷静なリボーン。


「この弾は死ぬ気弾
これで脳天を撃たれた者は一度死んでから死ぬ気になって生き返る」







(え?)

(…一度、死ぬ…)

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あきゅろす。
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