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[前]夜空舞う、銀の蝶
4


マフィアなんて、ツナには今まで関係の無い単語だったんだ。
驚くのも無理はない。


「オレはある男からお前を立派なマフィアのボスに教育するよう 依頼されてんだ」


ツナは唖然としながらリボーンの話を聞いていた。


「もしもーし、頭大丈夫か?」

「やり方はオレにまかされてる」


一発撃っとくか?と銃をツナに向けるリボーン。





スッ…



私はツナとリボーンの間に入る。


「…リボーン」


静かに言えば、サッと銃を天井に向けた。

「あぁ、今じゃない」

「!?」


ぐるるる、とリボーンの腹が鳴った。

「あばよ」


ガチャ、とドアを開けて出て行く。


「うぉい!
なんて奴だ……まあ…でも次はないだろ…
母さんもあんな奴はこりただろーし」

「それはどうだろうね、ツナ」


私がそう言えば、ツナは青褪めた。
でもすぐに、縁起でもない事言うなよ、と笑った。




「ツナ、ごはんは?」

「いらないよ。外で食うから金ちょーだい」

「私はいただきます」


「それと、あの家庭教師だけど

ん?」



ツナの目線の先には…


遠慮なく、ごはんを食べている

リボーンだった。







(リボーン君、ツナの成績があがるまで住み込む契約なの)

(奈々さん…)

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あきゅろす。
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