[前]夜空舞う、銀の蝶 4 「蝶ちゃん、楽しいかい?」 「はい!とっても」 そうか、と笑い返してくれる九代目。 私の事はおじいちゃんと呼んでくれて構わないよ、と言われた時 凄く嬉しかった… 此所の皆は優しくて(ラルはキツいけど)、温かい。 私は、皆が幸せになる未来にしたい。 この先の未来に何が待っていても… 乗り越えなきゃ、いけないんだ。 「蝶ちゃん、今日はお出かけしようか」 「えっ…良いんですか?」 「イタリア観光も良いだろう?」 「…はい!」 イタリアなんて初めてだ。 観光が凄く楽しみだ。 ────「…」 えと、車に乗って、九代目と手を繋いでて、人込みに入って… はぐれた? あれ?何これ?俗に言う…迷子かい? ヤバい。自分が何処にいるかわからないよ。ずっとボンゴレ低に居たんだもの。 邪魔になるから端に寄って、頭を抱えた。 その時、銀色が見えた… 「何してんだ?」 「何してるのよ」 その二人は 後に毒サソリ、悪童、と呼ばれる二人だ。 (獄寺隼人に) (ビアンキだ) [*前へ][次へ#] [戻る] |