[前]夜空舞う、銀の蝶
4
「これなら出前のお客も満足してくれらあ!」
と大喜びの剛さん。
それを見たツナと武君は恐る恐るスシを口に運んだ。
「おお
まじうめー!!」
「心境の変化で
ポイズンクッキングじゃなくなったんだー!!」
「…そんな簡単にいくかねぇ」
私がそう言えば
ツナが、じゃあ蝶も食べてみなよ!と勧めて来たので丁重にお断りした。
剛さんはビアンキさんのスシに感動したらしく
彼女が作ってくれたら借金は無しにしてくれると言った。
リボーンが、やってやれ、と言えばビアンキさんも、はい、と答えた。
(…私しーらね)
*
「出来たぁ!!!」
やっとの思いで100人前完成。
後は運ぶだけ。
そんな時………
「!
ふがっ」
とツナの腹からぐきゅるるるという音がした後
次々に倒れ出した。
……ビアンキさんのスシを食べた人が。
「ビアンキ
おまえ知らぬ間に時間差で効く新技を開発しちまったみてーだな
名付けでポイズンクッキング三時間殺じだ」
「いや、名付けんでいいだろ」
(三時間殺しのおかげで)
(ツナ、当分バイトざんまい…)
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