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[前]夜空舞う、銀の蝶
4



「これなら出前のお客も満足してくれらあ!」


と大喜びの剛さん。
それを見たツナと武君は恐る恐るスシを口に運んだ。


「おお
まじうめー!!」

「心境の変化で
ポイズンクッキングじゃなくなったんだー!!」


「…そんな簡単にいくかねぇ」


私がそう言えば
ツナが、じゃあ蝶も食べてみなよ!と勧めて来たので丁重にお断りした。


剛さんはビアンキさんのスシに感動したらしく
彼女が作ってくれたら借金は無しにしてくれると言った。

リボーンが、やってやれ、と言えばビアンキさんも、はい、と答えた。


(…私しーらね)





出来たぁ!!!

やっとの思いで100人前完成。
後は運ぶだけ。

そんな時………



ふがっ




とツナの腹からぐきゅるるるという音がした後
次々に倒れ出した。
……ビアンキさんのスシを食べた人が。


「ビアンキ
おまえ知らぬ間に時間差で効く新技を開発しちまったみてーだな
名付けでポイズンクッキング三時間殺じだ」

「いや、名付けんでいいだろ」







(三時間殺しのおかげで)

(ツナ、当分バイトざんまい…)

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