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[前]夜空舞う、銀の蝶
6



「これで病気は相殺されたはずだぜ」

「!!
文字が消えていく…」


ツナの言葉通り
ツナの体からドクロと文字が消えていった。


「ありがとうDr.シャマル!!」

「せーぜー人生をエンジョイするんだな」



ツナは、何故シャマルが急に治療してくれる気になったのか、と問い掛けると
シャマルは、ツナの背中の秘密を読んだらツナが不憫に思えてきてな…、と言った。


「え?」


「おまえ
幼馴染みの嬢ちゃん以外と初めて話したのが京子ちゃんで、しかも女子と会話した事がなかったんだってな
悲惨すぎる」



ほっといてください!!


「あはは、はは…」



ツナ
ダメっぷりで
危機を脱出。






「嬢ちゃん、名前はなんて言うんだ?」

「夜空…蝶…」

「…蝶?…そう、か…」


シャマルの私を見る目が、変わった。
シャマルはゆっくりと手を伸ばし、私の頭を撫でた。


「大きくなったな…蝶…
華蝶…
…彼女は、死んだのか」

その言葉を聞き、頷いた。


「…お前の母さんは、良い女だったよ」






(知ってます)

(おお、言うじゃねぇか)

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あきゅろす。
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