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[前]夜空舞う、銀の蝶
腕前最悪!



───私が言いたかったのは、

ビアンキさんの射的の腕が最悪だと言う事…




ズキュキュキュキュンと銃を乱射するビアンキさん。
ビアンキさんが撃った銃弾は正一君の眼鏡に当たって、割れた。


正一君は電話をかけたみたいだが、またもや相手にされず
切られてしまったらしい。


…まぁ、普通信じないっしょ
こんな状況。


とにかく私は彼を危険な目にあわせるわけには行かないので…助ける事にする。


「正一君、立てる?」

「え…?は、はい…
…あれ、なんで名前…」

「そんな事どうでも良いから!早く!」


立ち上がった正一君の手を握り、走り出した。


「まっ、ちょっ…早…!」

「ごめんなさい!私、貴方を死なせるわけにはいかないの!」

「は?死なせ…?」


こっちの話!と銃弾を避けて走り抜けた…





「…ふぅ、もう大丈夫…」


隣を見れば、荒い呼吸をしている正一君が目に入った。

「ごめんね正一君!」

「だ、大丈夫…それより…
…あり、がとう…」

…!


「どういたしまして!」







(それで…あれは何だったの?)

(んー…秘密!)


091211

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あきゅろす。
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