[前]夜空舞う、銀の蝶
お中元
「またソーメン!?」
とツナは奈々さんに文句を言った。
「オレはママンのつくったソーメン好きだぞ」
「私も好きよ」
「私も…美味しいと思います」
「まあ、ありがとう
さすがリボーンちゃん、ビアンキちゃん、蝶ちゃん!」
三人の発言が気に入らないのかツナは、ちぇ、と呟いた。
奈々さんが私達の他にソーメン好きがいると言うと、ドアの方から笑い声が聞こえてきた。
「オレっちだよ!ランボだよ!」
「角ぐらいちゃんとつけてからこい!」
ぼよ──んと登場したランボは角をハチャメチャな方向に向けて付けていた。
それを指摘されたランボは、わざとだと言いつつ直した。
彼は照れ隠しにリボーンに向かってバズーカを撃ったが、箸で受け止められた挙げ句、自分に返されたのだった。
「くぴいいいっ!」
「と…飛んでったぞ」
「…あーあ…」
「…」
私達はドシュウウゥと飛んでいったランボをただ呆然と見つめたのだった。
(ま、)
(その内帰ってくるよね)
[次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!