[前]夜空舞う、銀の蝶
2
「死ぬ気でハルを救う!!!」
「はひ!?」
「ツナ!!」
追加だ、とリボーンが撃ったのは足スクリュー弾らしい。
足がグルグル回っている。
ソレのおかげでツナは泳げている。
ドシュッとツナは物凄いスピードで泳ぎだした。
「オレにつかまれ───っ!!!」
ハルを助けたツナを見て、リボーンはニッと笑った。
*
「ありがとーございました…」
「ったく反省してんのか?」
…隼人君もね。
隼人君が話しかけると俯いていたハルが、プと笑いだした。
「死ぬ気でハルを救う!
オレにつかまれーっ」
「「「!」」」
いきなり言い出したハルは
そんなクサイセリフ、テレビの中だけだと思ってました、と笑顔で言った。
この娘、反省してないわ…
しまいには、向こう岸まで泳ぐ───っ、とまで言っている。
ツナは恥ずかしがって止めろ、と止めている。
その時、ハルが衝撃の一言を発した。
(すごく……ステキでしたよ)
(リボーンちゃんのかわりに飛び込んでくれた
10・代・目!)
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