[携帯モード] [URL送信]

[前]夜空舞う、銀の蝶
4



死ぬ気弾ってさ、

いろんな種類があるじゃん?

死ぬ気丸にも

沢山種類があると良いんだけどなぁ…──



ツナは、たりねー!!!と教室内のおにぎりを無差別に食べ始めた。

ツナを止めようとしても、止まるわけがなく
おにぎりは全て、ツナの胃の中に消えた…




「蝶」

「ん?」

振り返れば、隼人君と武君が立っていた。

「何?どうかした?」

「「おにぎり、ねぇか?/ないか?」」

「…へ?」

ハモるんじゃねぇ野球バカ!!と隼人君は喧嘩を始めた(喧嘩と言っても、隼人君の一方通行)。
私はバックの中を探り、おにぎりを出した。

「はい、おにぎり」

二人の手を掴み、その上にのせた。
二人は少し驚いた顔をしたが、
武君は笑顔で、ありがとな、と言い
隼人君は後ろを向いて、…サンキュ、と言ってくれた。

私は、どういたしまして、と笑顔で返した。


「ツナ」

「…どうしたの…」

ツナは元気がなかった。皆に怒られたらしい。

「はい、お腹いっぱいかもしれないけど…」


私はツナにおにぎりを渡した。
おにぎりを渡したら少し元気になったらしく笑顔で、ありがとう、と言ってくれた。







(…ありがとうって)

(なんか、良いな)

[*前へ][次へ#]

7/16ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!