[前]夜空舞う、銀の蝶
3
私に気づいたビアンキさんはツナん退けて私に近づいた。
「蝶!あなたまでこの10代目に…」
…あら?何かとんでもない勘違いをされてる?
「ビアンキさん、私は「良いわ、言わなくてもわかってる」いや…あの…「可哀相な蝶…」…」
…有無を言わせない。凄いなこの人。
ビアンキさんはあの日一緒に戦った時…
たぶん私が一般人じゃないって思ったんだろうけど…
一般人です(どこが!?)。
ビアンキさんは私の肩を掴んで、もう片方の手でツナを指差した。
「この10代目が不慮の事故かなにかで死なない限り
リボーンと蝶は自由の身になれないってことだよね」
「んなぁ────っ!?」
「!」
─…ツナが殺されたら、私
どうすれば良い…?─
ビアンキさんは取り敢えず帰ってくれた(物騒な発言してたが)。
ビアンキさんがいなくなった後、私はツナの肩を掴んだ。
「ツナ…」
「蝶?」
…絶対、死なせないから…
私はツナにそう言った。
(私の)
(命に代えても)
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!