小説
戦利品 ☆♪
微鬼畜っぽいので閲覧注意。




捕らえた中国の大将は大変な美人だった。
思わぬ上物に心が沸き立った。


「さっきまでの勢いはどうした、毛利」
からかうように声をかけ腰を激しく打ち付ける。
途端に上がる悲鳴。
「あ…ああ…もう、やめ…っ!」
悲痛な声、とでも言うのだろうか。嗚咽の混じった声はつい数刻前までの感情の伴わない冷たい声とはかけ離れていた。
目を覆う布は涙で濡れている。腕は縛りつけた縄に擦られ痣が出来ている。身体に巻かれた包帯のは癒えきっていない傷から滲み出る血で赤く滲んでいる。
普通なら哀れと思うところだろう。
女相手にこんなことをするなんて、と非難さえ聞こえてきそうだ。
だが今自分を支配しているのは今までに味わったことのないほどの愉悦。
「こんな上手そうに銜え込んでて止めてはないだろ」
ぐんっと腰を突き出すと背を向けている身体が可哀想なほど震えた。
肩で状態を支え腰を上げる格好の女を無理やり起き上がらせ胡坐の上に座らせる。
自分の体重で深く飲み込んでしまったようでか細い悲鳴が続いた。
「ひっ…ああ、や…」


繋がっている場所からは血と愛液と白濁がこぼれ落ちる。幾度も中に出しかき混ぜた。
気位の高い女を屈服させる快感は凄まじかった。
小ぶりな胸を鷲掴みぷくりと立ち上がった飾りを指でつまんで刺激を与える。
「や、やめ…やめて、おねが…い」
それだけでも感じてしまうのかぎゅうぎゅうと締め付けが強くなる。
あれほどに強く抵抗していた女が自分に向かって「お願い」と言葉を発した。
ぞくぞくと背筋を這い登る快感に舌なめずりした。
「そうだな。もう一回いったら今日は終わらせてやるよ」
白い首筋をねっとりと舐め、怯えて震える女の身体を激しく揺さぶった。



意識を失った女の頬を撫でる。
綺麗な女だ。極上の宝。
「いいもん手に入れたぜ」
愉悦に浸る元親に襖越しに部下の声が届いた。
「出航の準備が整いました」
「よし、出発しろ。東へ向かうぜ」
こうして類稀な宝を見つけられるから船旅は止められない。
次はどんな宝にお目にかかれるか。そう思うだけで胸が躍る。
最も今回手に入れた宝ほど極上のものにはもうお目にかかれないだろう。
女の寝顔を見つめながら、きっと自分はこいつは手放せないだろうと思った。



END



書いてるうちに思わぬ方向へ展開していってしまった。
お宝集め真っ最中のアニキ。
今後、愛が芽生えゆく、予定…。

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あきゅろす。
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