そのなな(日記小ネタ)。

※兄さんのライバルがエンヴィーという妄想。



「あぁああンのやろ…っ!!!!。俺の靴に画鋲入れやがった!!!」

先ほど、エドワードの楽屋に用意してあった編み上げのロングブーツの中に、溢れんばかりに画鋲が盛ってあった。撤去してみれば小さなダンボール一杯分はある。本当にご苦労な事で。

「ますだあああ!!今から輪ゴム10カートン買って来い!、あとクッション入りの封筒もだ!」

…何やら仕返しを考えているエドワードは怒り心頭で巻き舌になりながら低い声で怒鳴り散らしている。
はいはいと生返事を返していると、目の前に立ちはだかる小さな仁王立ちが。

「下らねえとか思ってんじゃねえだろな?、ああ?!」

「下らないよ毎度。忙しいのに君もエンヴィーも良く頑張るね」

「あのかわいこぶりっこ野郎、絶対許さねえ。世の中には暗所で食べ物無しでも3ヶ月生きてられる厚さ3mmの隙間が大好きな古代生物だっているんだからな!!」

「ゴキブリを郵送するなよ。君だって大嫌いじゃないか」

「ぎゃ!!、『ご』とか言うなさぶいぼ立つ!!!」

嫌がらせが段々えげつなくなってきて、どちらかというと心理戦に近い。この間なんて、盗撮から雑誌のグラビアまで、写りの悪いブサイクな写真ばかり集めて送りつけあっていた。なるほど地味に嫌な気分だ。

「増田、俺とエンヴィーどっちが可愛くて尊大で素晴らしくて歌が上手いと思う!?」

「…はいはい、エドワードだよ」

「はいはいとかいらねえから即答しろ!」

仕事ばかりで退屈な日々は、ライバルの出現で僅かな張り合いが出たようだ。エドワードはけひひひひと気味悪い笑い声を漏らしながら不幸の手紙を書いている。
事務所レベルでは交流もあるし挨拶してあるので問題はない。なんだか楽しそうなので勝手にやったらいい。とか言うと首を締められるので言わないが。


******

こういう下らない小競り合いに必死になりそうな兄さん。先陣切って嫌がらせ返してそう。
エンヴィーは和装ビジュアル系の歌い手でポイントは「バンドでなくソロ」(笑)。女装はしないが化粧と露出度は高め。お互いに地味に嫌がらせをしては張り合ってます。
不幸の手紙は「50人に手書きでまわせ。知り合いの少ないお前には出来ないと思うがな!!」とか書いてあってプライドに泣きながら書いたらいい。15通くらいの所で二人共マネージャーに怒られたらいいです。

このあと『エドワードVSエンヴィー、深夜の東京ゴージャス☆大戦争』とかセンス無いタイトルでニッポン放送深夜1時からラジオ特番があったらいいのに。ありそうなタイトルがいやだ。




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あきゅろす。
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