そのいち。

・兄さん(16)売り出し中のゴスロリ演歌アイドル。
・マスタング(30)大手レコード会社社員。掛け持ちの中にエドワードも担当。
・マスタング→→←←←←←←←兄さん






『エドワーーードエルリッ!参上ッ!!。おーいたいた、マースターングゥ〜〜!!』

「…アポ無しで本社迄来られると物凄く困るんですが。こちらにもスケジュールという物があるんですが」

『つれない事言うなよ、本日は俺様直々に次回のプロモーション案を考えて来たんだから』

「ご希望があるなら聞きますから、マネージャーを通して担当の私まで回して欲し……マネージャーはどうした?!」

『先に連絡なんてしたら会わないじゃん!!マネージャーは他の仕事行ってるよ。それよりこれ見て』

「…………風呂…?」

『そう。可愛い俺様が泡風呂の中でシャボン玉と戯れつつアヒルさんとツーショット!!。露出度は低めながら肩とか足のチラリズムがもー大変どーしよー!!!。素肌シャツに続く大好評キャンペーンのインパクトとしては順当だろ』

「エドワード、きみ…」

『CDの発売日に店頭先着順でアヒルさんマスコットとかつけてさあ、あ、でもコスト的に難しければベタ付けノベリティタオルとかでも』

「話を聞けエドワード、君はこんな色物な売り方をしなくても行けると」

『俺ね、早く売れないと困るんだ。あ、もうこんな時間。これから12時の新幹線で京都なんだよな』

「本日はお忙しい所ご足労頂き誠にありがとうございました。タクシー拾ってやるから待ちなさい」

『そんな他人行儀な言葉じゃなくてさあ、もっとほら、恋人として優しく』

「何度も言いますが、君とお付き合いする予定はありません」

『つれないなあ。お土産はチョコ生八橋でいい?ダーリン』

「…お気遣いはいりません。結構です」

『うーんじゃあ変なもんあったら買ってくるね。今回は京都で撮影とキャンペーンなんだ。古都とゴスロリ着物と可愛い俺の素敵なはんなりコラボレーションがついに実現』

「………はんなり…何が?…」

『俺ってさあ、商品価値は若さだけだから早く売れないと困るんだよね。さっさとミリオン取って、絶対にあんたを出世さしてやるからな』

「……エ、ドワー…」

『あっもう行かなきゃ。じゃあまた明後日来るねあんた本社出勤だったはず』

「何故知ってるんだ君はストーカーか!!!!」








マスタングは兄さんの心がさっぱり読めなくてほだされながらも困惑の日々。
兄さんはマスタング大好き。でも優しくされると逃げるいくじなし。臆病な俺様(笑)。

もう『こねこな俺様』がインパクト強すぎて俺様エドワード様しか出てきませんでしたハリー池谷様すみませんごめんなさい。
しかもツンデレは兄さんでなくマスタング_| ̄|〇


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