そのきゅう(日記小ネタ)。

*普通のを考えてたら、マネージャー増田×兄さんで両思い恋人パラレル。


「うむ〜〜、そんでなあ〜、…収録のまえになあ〜」

「エドワード、眠いなら寝てしまいなさい。ついたら起こしてあげるから」

眠気と戦いながら、いや、既に負け斜めに傾きながら車の後部座席に座った彼とこんな話をしたのが30分前。
とっくに自宅についたがエドワードは全く起きる気配はない。仕方ないのでまず荷物全部を部屋に運び、さて次はうちのドル箱お姫様。車から引きずり出して、抱っこしたまま部屋に向かう。何気にまわされた腕がちゃんと私のシャツを掴んでいて狸寝入りも甚だしいが、今日は少しハードだったから甘やかしてあげよう。

部屋に戻るとベッドに下ろさず、エドワードを抱っこしたそのまま座った。抱えなおして背中を撫でる。

「…疲れたか?」

「ん、疲れた。補充しねえと死んじまう」

「腹も減っただろ。ハンバーガーを買って置いたけど先に食べるか」

「もっと、先に大事な栄養が。低血糖だから甘いのじゃないと」

ぎゅうぎゅうと抱きついて、肌をすり寄せ甘える仕草を繰り返す。合わせるように肌や頭を撫で、こちらも思い切り甘やかす。
金の光がこちらを向いたので、そっと唇を重ねた。啄むようなキスを繰り返しているうちに、エドワードの赤い舌がちろりと伸ばされて先をねだる。

「ダメ。もうこれ以上はやらない」

「キスくらいいいじゃん。ねえ、全然足らない」

「辛くなってもやらないぞ、いいね?」

「いい。あんたをオカズに一人寂しく泣きながら抜く」

「イヤミっぽいなあ。私の立場も考えてくれよ」

がぷ。と噛み付くように無理やり深いキス。仕方無く付き合う振りをしながら、私だって欲望を抑えるのは大変なんだ。
舌を絡めて吸い上げて、離れては深く重ね、歯並びも歯茎も舌先でなぞってはくすぐる。唾液に濡れる唇を指先で拭って、また濡らす。
君とキスに夢中になっている間にポテトもハンバーガーも冷めていく。そんな事、本当はこれっぽっちも気にしちゃいない。

「んっ…だめ、も、舐めたい」

「こら脱ぐな…脱がすな!……もう」





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