死神姫の気紛れ生活 会場到着 「定食屋とは、考えたものですわね。」 あれから数週間後、大方の仕事を片しハンター試験会場に向かう日。 今回試験を受ける際の容姿は、お尻くらいある長い蒼髪に翡翠の瞳。 ピョンと生えてるアホ毛が特徴のゴスロリっ娘でいく予定。 替えの服などは《歪ナ空間-ユガミ-》に収納済みなのであとは手ぶらで出掛けるだけ。 一応鋼糸を持ってるけど、およそ使わないわね。 「さて、そろそろ行きましょうか。デスも居ますし、安心ですわ。《冥界ノ鏡-ヤミカガミ-》」 念を発動し鏡に触れる。 鏡に波紋が浮かぶと同時に、私の体は吸い込まれた。 墜ちて行く感覚の後、目を開ければそこは目的地の定食屋だった。 ちなみに今の年齢設定は12歳くらいです。 私はそのまま定食屋に入った。 「いらっしぇーい!」 「ステーキ定食一つ頂けます?」 「火加減は?」 「弱火でじっくり焼いて下さる?」 おじさんはピクッと反応し、私に問う。 私はおじさんに挑戦的な笑みを浮かべ返した。 おじさんが了解すると、お姉さんが奥へ行くよう施した。 部屋に入ると床が動き出し、お姉さんが私に一礼したので私は手を降って微笑んだ。 さて、これで会場に到着らしいけど…… 「一体何番なのかしら?」 もう誰か来てるのかな?と思いつつ、席に着き優雅にステーキ定食を食べ始めた。 「あら、美味しいわ。」 [*前へ][次へ#] [戻る] |