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*薄紅の躯*
━Queen━月L。 ジャンヌの曲が元です。
今日もまた


鎖で繋がれて


持て遊ばれ


気まぐれで


その気にさせないで


飽きるぐらいなら…







━Queen━



いざなって
餌も鞭も


貴方の気分次第
欲しいから


ねぇ
どういう風に
鳴けば良い…?


「んっ…ふっ…」



唇が離れ唾液が顎を伝う
濃厚な味は甘美を誘う


「怖がらずにこっちにおいで」


甘い言葉の最後に
冷血な貴方の微笑み



「そんなにびくつかなくても…
良いだろう?」


貴方の舌が耳を這う音


「はぁ…ん…っ…!」


飼い慣らされている私


虚しさより
支配される悦び



「いやらしいな…竜崎は…」



ジーンズ越しの性器を
まさぐる貴方



「やぁ…あん…
恥ずかしい…っ…」



何物にも例えられない
それでも貴方に


愛されるなら
どんな行為でも
受け止める


「しゃぶって良い?」



とりあえずの優しさも
要らないから


ただ激しく私を抱いて?



「シテ…下さいっ…月くん…」


「快楽」のシナリオの
結末は今は見たくない



「こんなに先走ってる…」



今夜こそ
貴方の気まぐれに
牙をむこう…


けれど
きっと私は尻尾を振り
貴方に委ねてしまう



「あっ…!はぁんっ…あん…
気持ち…良いでっ…す…!」



じらすだけじらしといて
おあずけのまま
貴方は口を離し
服を脱ぎ捨てる



欲望にかられたままの
歪んだ愛情



「そんなに好きかい?
セックス…」



繰り返すその台詞に
躊躇う仕草を見せた



「…好きじゃないです…」



飼い慣らしで
得意気な貴方、本当は
私から離れられない亊を



「…ほら、入れるよ…」



貴方は気付かないまま……














*終*
リクをして下さった
李月紅音様へ!
歌詞小説は二度と書きませんι
かなり難しかったですι
此処まで読んで下さり有難う御座います!!

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あきゅろす。
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