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おもいびと
◇断罪6
「──どうして海斗は帰ってこないの!?」
おれが詰め寄っても、両親共に『受験に集中するため』の一点張りで。
おれは胸騒ぎがした。
突然いなくなった海斗。
部屋は変わらずそのままなのに。
海斗だけがいない。
主がいなくなったデスクには開かないパソコン。
ベッドの枕元には、読みかけのヘミングウェイ。
何があって
何を想って
海斗は
この部屋からいなくなってしまったのだろう
海斗
会いたいよ
海斗
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