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おおふり
タカレン お付き合い
「確かに今日オレが寄るったけど、お前相当投げたし明日昼からだし、今日はゆっくり休めよ」
いつもの分岐点で別れの挨拶をした阿部だったが
「まっ……まってあっ阿部君。今日来て欲しいんだ」
「///……お前その意味分かってる??」
「わっわかってるよ」


「……、とりあえず今日は」
「オレの事嫌いになった?ヤル気なくなった?」
「おっまえもっと声落とせ///……嫌いになる訳ないじゃん。でもオレお前の家行って、我慢出来るほど器用じゃないぞ」

「うん、でも今日お母さんいないし。
こんな事滅多にないんだ、それに阿部君が泊まりに来るって言ってあるし、ご飯だって用意してあるんだよ」
「分かった、行くよ」
「ほっホント!」
「ああっ」
そう言って、阿部は少し三橋の前に出る。その後を三橋がついて来る。

『三橋、こっちがせっかく気遣ってやってるのに……煽んなっての///』



「お邪魔します」
「どうぞ、荷物預かるよ。オレの部屋に置いて来る、居間に行ってて」
「おう」
そう言って、階段を上がって行くのを見送った。
来た事のある廊下を慣れた足取りで居間に行き。
テーブルの前の、地べたにドスっと座った。
座ると何だか眠気に襲われて、
座ったまま俯き目を閉じた。
「阿部君、お待たせ……!!阿部君」
そうユサユサと、体を揺すられるとさすがに眠気が醒める。
「ごめん……」
「つっ疲れてる??」
「少しだけ、お前だって疲れてるだろ」
「うん、あっ……ご飯用意するね。
今日は肉じゃがなんだ。温めるから」
「俺も手伝うよ」
「うっうん!!」
二人で台所に行った。
料理の方は三橋に任せて、受け皿・コップ・お茶・箸それぞれのに並べた。
「おっ、サラダもあるんだ」

ご飯とお味噌汁とサラダと肉じゃがが並んだ。

「うん、ドレッシングどれがいい??
二つしかないけど」

「じゃあ、こっち。三橋は??」
「同じのでいいよ」
自分のサラダにかけて、三橋のにもかけてやる。

「あっ、ありがと」
『そんなに喜ぶのか??
当たり前の事なんだけどな』

「……」
「……阿部君、言ってよ」
「分かった、うまそう!!」
「うまそう!!」
《うまそう!!》
「頂ま〜す」
あっという間に食べて、風呂を沸かしてる間
次の練習試合の相手の高校の、攻略の話になった。
三橋も大分、覚えてくれる様になって。
話合いも順調に行く
でも結局はこんな事を言う
「阿部君の言う通りに投げるからね」  
「……。おう!期待してっからな。なぁもう風呂沸いた??」
「見てくる」
「おう」三橋がいなくなった居間で、勝手ながらテレビをつけた。
大分腹も落ち着いて来て、後は風呂に入るだけ、適当にチャンネルをかえていると、三橋が戻って来た。
いつも見てるドラマがあると言うので、そこにチャンネルを合わした。
「これ、どういう話なんだ??」
「かっ簡単に言うとこの女の人がその……」
「何??」
「二人の男の人の間で迷ってる話??」
「揺れてるって言うんだよ、こう言うの興味あんの??」
「ううん……お母さんが見てるから一緒に……それに……」
「ん??」
「それに、オレにはあっ阿部君いるし、あんまり興味ないよ」
『こいつ!!…落ち着け。三橋は平気でこういう事言う奴なんだ』

「もう、風呂沸いてんだろ。オレ先貰うわ」
そう言って世話しなく立ち上がって、着替えを持って風呂へ行った。

「まっ待ってオレも」

と言う訳で逃げるはずが、一緒に入る事になった。
「先に入るぞ」
「うん」
「……、阿部君背中流そうか??」
「おう、頼む」
ごしごしと擦ってくれた。
『あ〜、やっぱり風呂だよなぁ』
「三橋お前、向こう向いて」
「うっあっ……」
「背中やってやるからさ」
「うっ、うん」

『うっ……何だか自分から、一緒に入るって言って置いて、何か妙な感じだ』

「あっ!!」
『うわっ!!何この声!!』

「お前……」
『うわ…後ろ振り返れない。絶対呆れられた』

「痛かったか??ごめん。ほら、前は自分でやれよ。オレは浸かる」
「うん」
「はぁ〜」
「湯加減は??」
「大丈夫、丁度いい」
「よっ良かった」

先に上がって居間で、お茶を頂く。
「はぁ〜。生き返る〜!!おっ上がったか??」
「うん」
「ほい、お茶」
「どうも」



「布団用意してあるよ」
「おっサンキュー」
三橋のベットの横に、布団が敷いてある。
隅に自分の鞄があった。
「よし、寝る前に。柔軟な」
「うん」

「ほんじゃお休み」
そう言って、布団に入る。
三橋はしばしもどかしそうにしていたが、電気を消して自分もベットに入った。


布団に倒れ込むとどっと眠気に襲われた。
『明日は、1時から練習か』ドサっ!!『ぐっ!!』

「三橋!!」
三橋がベットから落ちて来た。
「お前何やってんだ!!」

上半身を上げて、三橋を自分の上からのけるが、ドンと胸に倒れ込んで抱き締めて来る。
「し……」
「???」
「して阿部君」
「おいおい、分かって言ってんのか??」
「お願い」
そうきゅっと背中に回った手が、愛しく感じた。
「分かった、それより顔上げろよ。キスも出来ないぞ」

そう苛めると、ばっと顔を上げるのでちゅっとキスをしてやる。
自分から舌を絡めて来た。

オレもそれに応えた、三橋を布団に押し倒して、下を弄った。
「おい、もう立ってるぞ」
「あぅ、言わないで」
「ずっと期待してただろ??」
「……それ知っててっ」
「ごめん、三橋が可愛いから悪いんだよ」
膨らんでない胸の突起も、熱くなってるのも全部オレのもん。
全部愛してやるからな。
「ふっあぁ!!阿部……っん」
「もう限界??一回出しとく??」
「待って……っオレ上に乗る」「……いいよ」

『今日、こいつ積極的過ぎないか??』

「おいっ、もっとゆっくり!!」
「あっ!!くっ!!」
「落ち着け、あせんなってっ んっ・・」



はぁはぁはぁ

繋がりながら、自分にもたれかかっている三橋の首を噛むといい感じに中が締まる。
「阿部君」
甘くオレの名前を呼ぶ。

これもスキ
「お前、動けるの??」
「阿部君っ……あっオレ頑張るからぁっ……」
ぐちゅぐちゅ
「おい!!っそんなに動いたら」

「あっぁぁぁぁあぁぁぁぁ!!」
「っん!!」

『うわっ!!』




『三橋って、やっぱりバカかもな??』
「……」
「寝てるし。しょうがね〜な」

『このままだと風邪引くし。そいつは避けたい』






「おっおはよ」
「おう、早いな」まだ7時。
「あっ、あのきっ昨日は!!」
「ああっ、いつもの通り落ちたな」
「ごめん、阿部君いつも後の事を……」
「いいよ、三橋はそんな事気にしなくて」
「……、ごめん」
「あやまんなって!!虚しいだろ、もう抱かないぞ」「それは嫌だ!!」
「だったら気にすんな。オレがいいって言ってんだから」
「うん」



アトガキ
ふふふ。
原作を買ってしっかり読んで
アニメも見て
キャラが掴めて来ましたとさ。
二作目。


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