[携帯モード] [URL送信]

おおふり
ミハベ 甘い顔の悪魔
オレは阿部君が好きだ!!



「三橋〜。キャチボするぞ」
「うっうん」
ドキドキ
『ドキドキして、キャッチボールどころじゃないけど、カッコいい。阿部君///』

キョドキョド

「三橋!」
ドカ!
「ハヒっ」
バッターン。
「大丈夫かぁ〜」
顔面直撃、皆が集まって来る。
「馬鹿、よそ見すんな!」
「まぁ、そう言うなよ阿部」
「大丈夫?三橋君」
篠岡とモモカンが駆け付けた。
「あっ、鼻血が!」
「鼻つまめ!!」
「フヘっ!」阿部の言葉に条件反射、服は汚れ無かった。
皆『さすが、阿部三橋をてなづけてるよな〜』と思った。


「ベンチで横になりましょ」
篠岡に付き添われて、歩いて行く三橋。
『後味悪いな、このまんまじゃ』
「篠岡!」
「??」
「三橋には、オレがついてるよ。オレ慣れてるから処置の仕方も分かるし」
「うん、分かった」

「三橋、来い」
「……」
『阿部君、優しい』
「ハフっ!!」
「何だその声は?ほら横になれよ」
「でも、あの……」
『そんな、阿部君の太股に顔埋めるなんて、オレ出来ないよ。』

イラ〜!!

「つべこべ言うな!来い」
べしゃと膝枕に頭を押さえられ、差し出されたティシュを鼻に詰める。

『オレカッコ悪い、カッコ悪い所、阿部君に見られるの嫌だな』
「当たった所、赤くなってんな。冷やすぞ」
ひんやりとしたタオルが、眉間に押し当てられる。

ジーンとなって、三橋はやっとリラックスすると体重を阿部に預けた。

『あ〜、阿部君の匂い……』


「……三橋、お前!?」


「へっ!」
自分の下半身に目をやる阿部。
視線の先に中でおったってて、ズボンを押してる自分がいた。

「おおっ!……ごっごめん」
「あっ、おい。ちょっと三橋の事見てきます、心配なんで」

「三橋〜!!」
校舎裏の茂みの所に、三橋は壁に手をついて、テコキを始めていた。
「三橋、お前なんでたったんだ?」
「あっ阿部君の匂いかいで……阿部君が好きだから、ごっごめん。阿部君……」
背中で告白した。
「オレのせいなら、オレがしてやるよ」
「えっ!うァ……っ阿部っ君はぁ」
後ろから回された阿部の手は、的確に三橋の良いとこを捕える。
『阿部君の手が……オレのを!くっ』

「阿部君!」壁に阿部を立たせる三橋、何事と焦る阿部を知りめに、三橋は阿部の唇を奪う。
「チョっ三橋っはぁあっ!」
ズボンの上から触られる性器。
「阿部君も気持ち良くなって……はぁ」
ズボンをずりおろし、二人とも下半身裸。三橋が阿部の蕾に指を進める。
「あっ」っとヤラシイ声が漏れて恥じらう。
「阿部っ君。痛くしたくないから……」
「バカっ、十分痛いわ!」

キュン

「阿部君!!」グチュ!!
「バカっ一気に入れんなっ」
目尻を涙が伝う。
「我慢出来なくて、阿部君の中凄く熱い、熱い」
グチュグチュ、動く度に二人の声が重なる。
自分に寄りかかる阿部の首筋を噛む。

「阿部君…」
「……、っう!」キュウっ
「あっバカ中で、あっあっ!!」

トクトクと繋がった場所から、流れる三橋の精子。



「ごめっ阿部君っ……」


「うっくっ」
自分の指を突っ込んで、中からかき出した。
地面に染みをつける。
その姿を見てまた興奮してくる。
「見て興奮すんな、お前も服整えろ」
「あっ!」
阿部に背中を向けて、自分も汚れを落とし服を着る。

「服汚れたじゃん」

「ごめんっ」
ズカズカと歩き出す阿部に、ついて行く三橋。
「ちょっとは手加減しろよな」
「ごめんっ」
「腰に来たら、お前の球受けられないぞ」
ガーン!!
効果音が鳴るほどのショックが阿部に伝わる。
振り返ってすかさずフォロー。

「別に怒ってない」
「うっうん(涙)」
「戻るぞ」
「だっダメ!」
「何で??」
「阿部君のそんな顔、誰にも見せたくないっからっ……もうちょっと落ち着いてから」

『結構独占欲あるな。』

「あっ?そういえば鼻血は?」
ポンっとティシュを取り出すと、もう止まっていた。
「おおっ!阿部君のお陰だ!!」
「良かったな……はぁ」

『阿部君怒ってる、いきなり襲っちゃったからっ、襲った!ええ!ぜっ絶対おっ怒って!!』

挙動不審

『何だよ、三橋の奴いつもの病気だ』
「何、お前。オレ抱いた事、後悔してんのかよ」
ぶんぶん
『とんでもない!!』
「口で言わないとオレは無視するぞ」

「後悔なんてっ、オレ阿部君好き!」

『積極的なのは、抜く時だけかこいつは?終わったらいつもの三橋、オレ騙されてない??』
「はぁ〜。」
『まっまたため息!うぅ(涙)』

『まぁ、たまには独占されるのもいいか』
「練習戻るぞ三橋!」
「うっうん」







次の日朝練

「あれ〜、阿部何で参加しない訳?来てるのに?」

「腰痛いらしいよ。だから今日は、捕手の練習はしないって」
「じゃあ、三橋はぁ〜!!」
「おおっ!!凄い落ち込み様だ」
「田島、声落とせ」

「三橋、睨まれてるよ。今回はどっちが悪いんだ」

『ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!』

『チョット甘い顔見せたらつけ上がりやがって!手加減ってもんを知らね〜!!もう絶対させてやんねーぞ』






昨日の帰り道

「三橋、いつまでそうやってるつもりだ!」
「……うぅ」
「別に怒ってないって、三橋の事好きだし」
ぱぁっ!!
『分かりやすいやつ』
「本当///」
「何度も言わないぞ」
「きっキスしたい!」

「……」
『この顔に騙されたら、駄目だけどな』
「いいけど」
「うぅ、遠い」
二人の間は、自転車で距離があった。
三橋が自転車を止めると、阿部も止めた。

「さっさとしろよ///」

『阿部君っかわいい!』
ハムっ
「チョットっキスだけって、三橋!」
ズルリと下ろされるズボン。
「ここ路上」
「後ろ向いて阿部君っ」
金網をギュッと握って耐えた。
「三橋っ!!」
『阿部君中っ気持ち……やめらんない』
「やっあっ三橋!」
「ごめっ、止まんない」





『絶対、やらしてやんないからな!!1日に二回もしやがって……』
ガルル

『あ〜、阿部君怒ってる。でも……阿部君可愛かったな』フヘ!



プチっ
「三橋!!」
「フワワワワワっ!!」


「何だ、いつもの乗りじゃん」
「仲直りだ」
「……いや、違うんじゃない?阿部本気モードだし」と泉
「確かに」
思わずグランド整備の手を止めて、ハタから見たらイチャイチャしている二人を眺める。

「お前ら、喋ってないで手を動かせよ」

「はーい」

「続き続き」

「花井は固いなぁ〜、なぁ?今日一緒に抜かない?」

「田島!からかうな!!」
「赤くなってる、可愛い」



三橋は阿部の、げんこつグリグリを食らっていた。
「反省してるな」
「……うん」
「なら、今度はもっと優しくしろよな///」
「はわわわっ!!……」
ニジリ
『阿部君可愛い』ヨジリ、くるり。
ドキ!!
「お前今何考えてた??」
「いっいえっやましい事っことは、何も考えてないっですよ」
『こいつ……』
「そんなにやりたいなら、他の奴でもいいだろ。その代わりそうなった時は、オレに二度と触んな!!」

「そんなっ」
「馬鹿、うそだよ///」
「ハワワワっ可愛い!!」
「おい、可愛い言うな」
「ハヒっ!!」





アトガキ
結局優しく許してしまう。
阿部君であった。

ミハベにはまってしまった。
てーか甘いな。
ゲンミツに続くミハベの嵐。



[*前へ][次へ#]

10/50ページ


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!