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おおふり
タカレン すれ違いは恋の始まり
「だから三橋!それじゃあお前がどう思ってんのか分かんないだろ!?ハッキリ言えよ」


「あっうっ…っ…」

事の発端は三橋は他の奴らの前では普通に話すのに阿部だけ避けてる様で、近頃あからさまにそんな感じで。
練習終わった後で部室で二人で残った、帰りたがる三橋を引き止めて

「……三橋もしかして俺がお前の事嫌いだって思ってるのか? 」

「……」

「言えよ、怒らないから」
「……うん、だからっそのっあの……
阿部君の言う通りに投げようって(涙)
逆らっちゃいけないって、
そうしないと嫌われちゃうっ〜」

『そりゃ、首振るなとは言ったけどよ』

「三橋」

ビクリと三橋の体がこわばった

「俺、お前の事嫌いじゃないよ。むしろ好きだし」

「ホントに!!あっ……」

大きな声で喜んだのに直ぐにその感情を押し隠す

『そう言う所がウザイんだよ』


「確かに、お前にいらついてる時の方が多いよ。
だから怒るけど、それはお前を思って言ってる訳だし
……
それは分かってくれるよな? 」

「うんっうんっ、
阿部君の言う事に反対は無いけど……
ごめんなかなかこの態度は直せそうにない…。
ごめん(涙)」

『おいおい、また泣いたし。マジ扱いづらいな』


「いいよ、もう。今日の話合いは終わり!
帰ろうぜ。」


そう言って、
椅子から立ち上がったら制服の袖を掴まれた。

「三橋……」
「俺……あっまだ、いっ言ってない事があるんだ」
そう顔を上げずに言ったので、
椅子に戻ってまた向かえ合わせになった。
「何??」
「……その」
「……お前の言う準備が出来るまで、
後ろ向いててやるよ。」




「……」
「…阿部君俺、阿部君が好きなんだ。
勿論捕手として好きだけどその
……恋愛対象として好きなんだ」

「……、お前っ三橋バーカ、
こんなとこでコクってんじゃね〜よ。」

「バカってそんな!(涙)ひどっ」

阿部が三橋を抱き締めた
「ムードも何もねぇじゃね〜か。三橋……」
阿部の唇が三橋の首筋を這う
「待って阿部君!まだ返事聞いてないよ」
そう言う三橋の唇を塞いでやった深く深く
「っ……阿部君……///」
「好きじゃなきゃしないよ。
はい、終わり帰ろうぜ!!」

「えっあっうん///」

部室を出て、二人自転車置き場まで歩きだす

「……」


「……三橋何やってる!? 」
大分前に立ち止まっていたのか、
距離があいていた。


「三橋、どうした?
何、さっきキスしたのそんなに嫌だったのか? 」
と駆け寄った
「……違っ、俺まだ言ってない事が」

「何??」ジュワ「(涙)絶対怒るよ……」

『うわっ!! 』

「怒らないから、薄情しろよ……」

「俺っ俺っ!ごめんね、
その阿部君の事考えながら……」
「??、何?? 」
「オナニーしてたんだ///」

『そんな事言うかこいつは〜、
こっちまで恥ずかしくなって来た!! 』
「……///」顔を覆った
「阿部っ君……」
「許す!! 」
「ホントに?? 」
「そのかわり、
今度そういう事したくなったら俺に言えよ、抜いてやるからさ。」

「えっ、そんな恥ずかし///」

「今更恥ずかしがるな、帰るぞ三橋」
「うん」



アトガキ
初書きなおおふり

両想いなふたりでした。


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あきゅろす。
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