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結界師
正X良 初めての
夏休みになって良守は一人自分の部屋でくつろいでいた。

外では白昼蝉が鳴いているが、良守の部屋は涼しい。

繁じいは老人会のイベントで近くではあるが温泉へ。

父さんは編集部との話合いをかねた飲み会に出ていて、
今日は夜遅くになるだろう。

利守は友達の家に夏休みの宿題がメインのお泊まり会に出ていて2日は帰って来ない。

広い家の中に一人なんてめったにない。

それにしても………兄貴全然帰って来ないな。
良守も最初は嫌だったが、次第に心が傾いた様だ。
今では正守が帰って来るのを待っているのである。


「兄貴の奴………いつまで俺を放置すれば気がすむんだ。
                電話ぐらいよこせよ。」
そう寝転びながらブチブチと文句を行った。

そう思うとイライラして来たので、昨日の夜に作ったケーキを味見する為に台所に行こうと、

廊下に出ると自分以外は誰もいないはずなのに誰かが、
風呂場にいる様だ。シャワーの音がする。



誰だ!!
と思い交戦的な良守は台所を通ってそろりと脱水所に入った。ここを開ければ犯人はいるはずだ!!

「誰だ!?」

そう言った途端に犯人がずっと会いたいなと思っていた人物だと分かり思わず隠れた

「びっくりした。良守いたのか。」

そう言ってシャワーをとめた。

「帰って来たなら、ただいまとかなんとか言ったらどうなんだ!…てっきり泥棒が入ったのかと……」

「残念……覗きに来たのかと思ったのに。」
正守は風呂場から顔を出し混乱している良守を面白そうに見た。
「なっ!誰がそんな事するか。」
そう言って正守にバスタオルを投げつけて、台所に逃げた。

「見ちまった。色々と……。」

興奮を抑える為に、良守はコーヒ牛乳と作ったホールケーキを食べる分だけ切った。

パクリと一口。
とろける様なくちどけのチョコレートケーキに我ながら旨く出来ていると心の中で万歳しながらもう一口、
コーヒ牛乳を飲んでまたもう一口

「甘そうだな。一口ちょうだい。」

背後から声をかけられてビクリとしてしまった。

隣に立っている正守から風呂上がりのしずくの残りや、シャンプーのにおいがした。

そしていつもの通り着物姿だった。

正守からちょうだいと言われて止まっている良守に正守は口を開けて待っているので良守がフォークにケーキを取り口元まで運ぶと正守はパクリ食べた。

「うん。甘い。」

「美味しいだろ!俺の久々の力作なんだ。」

「もう一口。」

そう言われてまた口元まで持って行くとこれって世間で言う「あーん。」なのではと思い手が止まると正守は良守の手首を持ってまたケーキを食べた。

「離せよ…。」
解放されて、フォークを置いて食べかけのケーキもコーヒ牛乳も放置して自分の部屋に帰ろうと正守に背を向けたが後ろから抱き締められた。

そして囁いた「俺の部屋に来いよ。」

「誰が兄貴の部屋なんかに!!わっ!」

次の瞬間軽々とお姫様だっこをされて部屋に連れて行かれる。

「おろせよ!!」
「でも、良守の部屋も俺の部屋もあんまり変わらないけど。」「話聞けよ!!」

正守の部屋の襖が開くとすでに部屋は涼しく、布団までひいてある
「なっ!!なんだよこれは!うわっ」

良守は布団の上に横たわり襖を閉めて良守に馬乗りになった。

見事に布団に押し倒された良守は口づけをかわしながら言った。
「何でこんなに用意がいいんだよ。」
「ああ。それは風呂から上がったらすぐにゴロゴロ出来る様だよ。」そう言って会えなかった分も吸い尽すみたいに唇を重ねて深く長く愛しあった。
久しぶりのお互いの口の中はチョコの味がした。


その間にも服の中に手を入れて来るのを良守が拒む様に正守の手を握ると、正守は良守を解放した。

「気分じゃないのか??」
「違うけど……」何か言いたそうに、顔を背けている。  


「……何?」すると良守が起き上がろうとするので、正守も起き上がって二人は向き合った状態になった。

「今日は………俺が兄貴を…気持ち良くする。」

くちごもりながら言った。

「驚いたな、お前がそんな事言い出すなんて。じゃあまずは、上脱いでよ。」
正守にそう言われて良守はTシャツを脱いで上半身裸になった。良守は兄の着物を脱がし始めた。

まずは右肩をずらして行く。
思わぬ良守の行動にピクリと体が動く。

前をはだけさせてきっちりと着ていた着物を乱してやった、すでに正守も上半身裸の状態になっていた。

正守の体は筋肉質にととのって拭き残ったしずくが体の溝にそって伝って行くのが妙にエロくて、見ている良守は興奮した。

良守は正守の腰に足絡ませる様に兄の太股の上に座ると、ほっぺや首筋に口づけながら手で胸の突起をいじった。



良守が動く度に二人の肌が触れ合った。

そのあどけなさが残る可愛い愛撫に正守は良守が分かるほど下半身を熱くした。

兄貴、感じてくれてるみたいだ。
嬉しい

「…良守…。」

良守の手が正守の熱くなったモノを着物ごしに触った。

「んっ……」
微かないつもは出さない声を漏らす正守。


唇を重ねながら良守が帯をほどくと着物がするりと自然に布団の上に広がった正守はほとんど全裸に近くなった。


正守はいきなり良守を押し倒し、ズボンもパンツも巧み脱がし、指を蜜の穴に入れてかき回した。

「んっ…あっ!はぁん 」
そしてグチュグチュと音を立てて指を増やしてまた出し入れを繰り返した。

良守のも正守のも先端が濡れて熟して来た。お互いに欲しいと。そしてズルっと指を出して正守は腰を進めたが
「やっ!…待てよ、兄貴。俺上になるから………」

「分かった。」


そして最初の様な格好に戻った良守は正守に股がって腰に手を添えられ首に手を回して体を支えて、ヒクヒクとなって欲しがっている穴に正守のモノを受け入れ始めた。

「んっ………っ。」

でも初めての事だからなかなか上手く行かない。


苦しそうな良守の顔を見て

「良守……もうちょっと力抜いて。」そう囁くと正守はピンクの可愛い突起をぐりぐりと転がしたり耳を舐めたりして感じさせると「あっ!やっ兄貴…っ」ズブズブズブと一気に良守の中に正守がおさまった。


「気持ちいよ、良守。動いていい??」
「だめ…ハァ……俺が動く。」

ゆっくりと腰を動かしてクチュクチュと音をさせる。
良守にはそれが限界だった、感じ過ぎて恐くてこれ以上の事は出来ない。でも正守の息が荒くなっているのは分かった。

「はぁはぁはぁ…良守。お前…才能あるよ。」
そう言うとズンと突き上げて来た!!
「あっ!!」

ズン

ズン

「あっ!やっ、あっアニキ。」

「もういいだろ。早く抱きたいの我慢してたんだから、少しぐらい楽しませろよ。」

正守は良守を容赦なく揺さぶって繋がった場所が擦れて熱が上がってますますいやらしく自分の腕の中で反応してくれる良守を目に焼き付けながら、二人一緒に達した。

はぁはぁはぁ はぁ はぁ 

はぁ 

はぁ はぁ はぁ


しばらく息を整えたあと正守は体勢を変えて良守を押し倒して、良守のスイッチを刺激し始めた。
「やん!あっアニキの………また大きくなってる!!」

「もう一回しようよ。良守。」

そうしてその日は
何度も肌を重ねた。







アトガキ

おいおい、全然けなされてないし、兄。
書いていると方向が違ってしまった。

ラブラブだな。
兄は放置するのが好きみたいです。

仕事が多忙なんですけどね。


これで、二作目です。

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あきゅろす。
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