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TODAY(仮)
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教室に入ると、

予想通り、

友達が私の所へ寄ってきた。

「どういう事???

サコと丈ちゃんって

そう言う仲だったの!?

私知らなかったわぁ」

私の友達、なつみが、

大きなため息をもらした。

「でも相談ぐらい

しなさいよ!?

付き合ってんなら」

そう言って私にポッキーを

1本くれたのは、

茲(ココ)ちゃん。

私の友達。

「いや相談するも

何も・・・・」

「俺達別に

付き合ってないよ」

私が言おうとした時

後ろから丈の声がした。



「丈ちゃん!!!!」



なつみと茲が同時に叫んだ。

「ねえ。この2人

誤解してるから何とか

分かるように、丈ちゃん

から、説明してよぉ」

私がそう言うと丈は、

指を一本立ててこう訂正した。

「俺達は、

まだ付き合ってない」

「マダ・・・・・????」

「はあああああ

ああああ??????」

私が「あ」の字に口を

開けたまま驚くと、

丈は大笑いした。

「嘘言わないでよ!!!

皆信じちゃうじゃん!!!!」

私が呟くと、

丈はケロッとした声で

「嘘じゃないよ。俺、

前からサコのこと

好きだったよ」

そう言う丈はいつもの

可愛い顔で笑った。

その途端目の前が

真っ白になった。

その後の記憶は無い。

ただ、皆が『サコ』

と大声で、

叫んでいたことは、

覚えている・・・。


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