TODAY(仮)
4
丈は、
自分達のクラスの前まで
走ると私の腕をすぐに放した。
そして・・・・・
「ごめんね」
と少し寂しそうに
呟くと先に教室に入って
行ってしまった。
「・・・」
私は無言のまま入り口の
ドアの前で立っていた。
それからというもの
私が何度丈ちゃんと
話したいと思っていても、
休み時間は丈ちゃんの
周りに人だかりが出来て
私の入る隙間は
とてもじゃないけど無い。
授業中は席が遠いせいか
目すら合わない・・・。
(それとも私が
避けられているのか??)
こうしてその後1回も
話すことなく放課後を迎えた。
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