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TODAY(仮)
3
私達が学校に着いた時、

学校では、
すごく噂が流れていた。

噂は、勿論人気者の丈が
何故こんなにも平凡な私に
恋をしたのかということ。

私と丈が二人で登校した
ということは、

丈のファン達に
火に油を注ぐぐらい
大変な事であった。

「丈ちゃん、どうして
この子が良いの!?」

とか

「今すぐ私に
乗り換えなよ!!!」とか

色々な言葉が、
丈の方へやって来た
女子達から浴びせられる。

(隣には、私が居るのにも
かかわらず。)

それに周りにいる
生徒にまで

「あの女・・・
普通じゃねえ!?」

とか

「似合わねぇよな・・・」

とか暴言を吐かれる・・・。
(まだ付き合っている
訳でもないし・・・第一、
私が告白されたん
だよ!!!!!!!!!)


そう叫びたかったが
そんな勇気は、無い。

それに、私も何で丈が
私の事を好きなのか
聞きたいし知りたい
・・・・・―――――

丈は、ゆっくり口を

開いた。

そして笑顔で、

「ごめん。
どいてくれる!?

俺達の大切な時間

邪魔しないで

くれるかな????」

と一言、言い

そう言うと私の右腕を
掴み走り出した。
ファン達は、何が何だか
分からず口を大きく開けて
私達を見ていた。


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