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TODAY(仮)
4
「サコ。

俺本気だから・・・」

「えっ!?」

私はビックリして

後ろを向いた。

そこには、

1枚の紙切れを読んでいる

ランさんが立って居た。

「コイツかぁ。

サコちゃんに告った

相手は・・・・全く

キザだねえ。

わざわざこんな紙切れ

サコちゃんの鞄に

入れとくなんて。」

「紙切れ・・・・・って

ランさん人の鞄勝手に

見たんですか!!!!!」

私は急いでランさんから

紙を奪い取った。

しかし其処には何も

書かれていない空白の

紙切れだった。

「もしかして・・・

ビンゴ!?」

ランさんが笑った。

「もしかして、


騙したんじゃ!?」

「まさかサコちゃん

引っかかると

思わなくてさあ・・・。

そっか、サコちゃん生まれて

初めて

告白(笑)

されたんだぁ★」

「ちょっ何で

初めてって・・・!?」


「またまたビンゴ!?」


「えっ!!!

また騙したんですか!?」

「アハハ♪騙してないよ。

けど何かサコちゃん

さっきから1人で

ニヤニヤ笑ってるから、

もしかしてぇって。」

「うっ・・・・・・・・・・・・・・」

(見てたの!?)

私は急いで自分の

にやけた顔を鏡を見ながら

無理やり元に戻した。

「そんな事より

何時から

見てたんですか????」

「アハハ♪♪♪♪♪♪」

――私には、

この人についていける

自信が全く持てません――


と私は改めて思った・・・・・・・・。



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あきゅろす。
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