[携帯モード] [URL送信]

PINK(完)
6


「‥‥仲間、はずれ?」


「そうだろ」


「私は仲間はずれなんかに
してないっ」



「あんたはしてる」


「してないっ」



「してるから
こいつらは他の色を失った。

仲間を家族を失った。」



「私は、そんなこと
してないっ。ただ…「誰に
も見られないで生涯を終えるのは可哀想?」




「‥‥」




「こいつらは誰にも
見られないで生涯を終える
わけじゃねぇよ」




「え?」




「俺とアンタが今、
この時間こいつらを見てる。

ちゃんと見られてこの花達は生きてる。」






ピンク色の髪をした彼は
この花達の方をみながら
両手を広げて目を閉じる。




前*#次

7/12ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!