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Present Novel
恋色とレイン
彼に、あのセリフを
吐かれてから、私は懲りもせずあの電車に乗ってあの人を見ている。
彼は相変わらず、
私なんか空気みたいに
目蓋を閉じて音楽を聞いている。
ただ
一つだけ変化が起きた。
それは彼が私の隣に
座ってくれるのだ。
話はしてくれないし
こちらすら見てはくれない
けど、明らかに大きな変化だ。
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