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Present Novel
スリーアイ







「先生ー」



「なんだ、宮崎」







大地が近くに通った、
学年主任を呼ぶ。






「俺とりこ、最後くらい
同じクラスにしてよー」






大地…最後って何?
やっぱり大地の『好き』は
その場の好きで、




未来に繋がっていくもの
では無いんだね‥‥。







「宮崎に良いこと
先生が教えてやる。





今年のクラス替えは、
理系も文系もごちゃまぜだ」







「えー」







私は大きな声で
驚いた。



それに、学年主任と大地が
驚き、



大地がさっきの言葉の意味
をやっと理解して



「え!それって、
りこと、同じクラスになれるかもしれないってこと!?」





「おう」




「りこー、日頃の行いが
俺たち報われたなぁー!」




「いや、大地何も
良いことしてないし、まだ
同じクラスなんて
決まってないでしょっ!」





「坂口は宮崎の、
お母さんみたいだなー」




「だって
りこ俺のかぁちゃんだし」







…やっぱり
大地にとっての私は、
おふくろさんかよ。









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