Present Novel
ブルーハワイの誘惑
皆が花火を見てる時、俺達
は顔を見合わせて笑った。
「あんず飴、買うか?」
「もちろん」
そして
俺達は手を繋ぎながら、
花火を背景に次の計画を
ねった。
久しぶりの夏休みだったから、うかれてたんだ。
「お前、俺がずっと好き
だったって知ってた?」
「そりゃあ、もちろん」
「まじかよ」
「私、脈のない告白なんて
しませんから」
小山が胸をはって答える。
「…あきれた」
また花火が上がった。
金色の大きな花火だった。
その大きな花火が、
はじけたように広がって
黒い空を飾るように咲き乱れた。
小山が手を強く握った。
「急ぎましょう!」
END.
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