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Present Novel
ブルーハワイの誘惑




「あっそ」




「おまけに、性格も中の中だし。…ちょっと皮肉っぽいけど。」





「中の中って、めちゃくちゃ微妙じゃねーかよ」






俺がそう言うと
小山は一瞬だけ俺を見て
そしてすぐに無視して話を
続けた。








「それに、私の知人、Aさん
が、結構たけち先輩のこと
気に入ってますよ。」





「誰だよ、それ」






「なんか面倒見良いし、
絶対悪い言葉を吐いても、
本気では怒らないし、





何より、身長なんて気にしないくらい良い奴だって」





「それって…




若干けなしてるようにも、
聞こえるけどな。
しかもアバウトだし、」







「武山慎司先輩は、完ペキ
だけど、武山千晴は、
人間ぽいって」




「それ、




誉め言葉なのかすら
分かんねーけどな」






「と、まぁ知人Aは言って
ますね」






「っつーかぁ、









知人Aってあすか、
お前だろ」









「あら、バレました?」









「バレバレ。
しかも軽く人の気にしてる
身長についてけなしてくれ
たじゃねーか」







「いや、けなしてんじゃ
なくてですねー、‥あっ
たけち先輩、身長いくつでしたっけ!?」







「160」






「私、159pなんで、
問題ないと思うんですよ」





「何がだよ。




意味わかんねーし」









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あきゅろす。
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